27日、紅海のバブ・エル・マンデブ海峡を航行する貨物船。AFP=聯合ニュース
ロイター通信は28日(現地時間)、イランの高官ら複数の関係者の話として、中国がフーシ派側に対し、自国タンカーによる紅海南端のバブ・エル・マンデブ海峡の通航を認めるよう直接要請したと報じた。
これに先立ち、フーシ派は20日にサウジの港湾封鎖を宣言した後、国際海運業界に対し、サウジの港で貨物を積み降ろしするすべての船舶が攻撃対象となる可能性があると警告していた。
報道によると、中国はフーシ派の発表後、最も早く接触に動いた国の一つだった。
中国は、イランによるホルムズ海峡封鎖で原油輸送が困難に陥る中、サウジ西部の紅海沿岸にあるヤンブー港などを経由した原油供給の維持に力を注いできた。
ヤンブー港を出港したタンカーが中国へ向かうには、バブ・エル・マンデブ海峡を通過しなければならない。イエメンがこの海峡の東岸に位置しているため、フーシ派が通航を認めるかどうかが重要な要素とされる。
ロイター通信によると、ヤンブー港からバブ・エル・マンデブ海峡を経由してアジアへ向かう場合、通常は平均16日かかるが、封鎖の影響でスエズ運河を通れずアフリカを迂回すると、航海期間は約50日となり、3倍以上に延びる。
エネルギー分析会社ケプラーとロンドン証券取引所グループ(LSEG)、船舶追跡会社マリントラフィックの資料によると、フーシ派が制限措置を発表した後も、サウジの港を出港した中国向け原油タンカー少なくとも4隻がバブ・エル・マンデブ海峡を通過したことが確認された。
関係者は、中国船舶の安全が一括して保証される仕組みではなく、船舶ごとにフーシ派側と個別に通航許可を調整し、承認を受ける方式だと伝えた。
フーシ派に近い複数の関係者も、中国とフーシ派はこれまで友好的な関係を維持しており、サウジ産原油の中国向け輸送についても以前から緊密に協議してきたと説明した。
ただ、中国、イラン、フーシ派はいずれも、今回の報道に関するロイター通信のコメント要請に対し、公式な立場を明らかにしていない。
中国の今回の動きは、ホルムズ海峡とバブ・エル・マンデブ海峡という中東の主要な原油輸送ルートが同時に脅かされる中、原油供給網を安定的に維持するための措置と受け止められている。
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