5月にルーマニア東部ガラツィのマンションにロシアのドローンが墜落し建物が炎に包まれている。[写真 AP=聯合ニュース]
こうした過程でウクライナの穀物輸出の迂回ルートであるルーマニア黒海沿岸もロシアの攻撃対象になっている。21日に黒海からウクライナの港に向かうプロパンガス運搬船がルーマニア領海で攻撃され船員3人が負傷した。
◇グレーゾーン戦術でルーマニアの混乱誘発か
ロシアが昨年から欧州に展開している「グレーゾーン」戦術という分析もある。ロシアはポーランド、ドイツ、エストニアなどの領空をドローンで侵犯してこれらの国の防空網をテストし、社会不安感を作る戦略を展開している。ポリティコ欧州版は「ドローンによる侵犯はロシアのプーチン大統領がNATO加盟国の決意をテストするのによく使う手法」と伝えた。
ルーマニアでも同様の戦術で政局混乱をあおっている可能性もある。ルーマニアでは5月にボロジャン前首相の親欧州連立政権が議会の不信任決議により崩壊した。先月22日には次期首相に指名されたベステア氏の承認案も否決され政局混乱が続いている。
冷戦時代に旧ソ連の影響圏にあったルーマニアでは、親ロ・急進右派勢力が急激に成長している。プーチン大統領は26日、「ウクライナはロシアを敵に回した以上、西部領土を近くハンガリーやルーマニアなどにより失うことになるだろう」と発言し、ウクライナとルーマニアを離間させるような発言もした。
◇ウクライナ、欧州とパトリオット代替ミサイル開発
一方、ウクライナは欧州との密着を継続している。ウクライナ国家安全保障・国防会議のダビド・アロイアン副書記は27日、「来年上半期までに欧州独自のミサイル防衛システム『フレイヤ』の試作品を準備したい」と話した。フレイヤは米パトリオットへの依存度を減らすためウクライナとドイツ、フランスなど欧州9カ国が開発中の防空ミサイルプロジェクトだ。
ウクライナ戦争ルーマニアに拡大か…ロシアのドローン出没にF16まで出撃(1)
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