ドナルド・トランプ米大統領が27日(現地時間)、ミシガン州ミルフォードにあるゼネラル・モーターズの試験場で演説している。AP=聯合ニュース
◇「米国がなければイスラエルは滅びていた」
これまで別々に進行してきた二つの戦争は、25日にウクライナがカスピ海でイラン籍の船舶を攻撃したことで複雑な様相を呈している。イランはウクライナの攻撃を受けた後、「無対応では済ませない」として、戦線を欧州へ拡大する可能性を示唆した。
当面、トランプ大統領にとってより差し迫った懸案はイラン戦争だ。米軍は13日連続でイランへの空爆を続けた後、24日に一旦停止した状態となっている。
トランプ大統領はこの日、機内で記者団の取材に応じ、ネタニヤフ首相との会談に関連して「意見の相違があるのではないか」と問われると、「多少の違いはあるが、かなり似ている」と答えた。その一方で、「米国なしでは生存できない多くの国々に対し、われわれは非常に寛大だ」とし、「われわれなしでは生存できない国がどこか分かるか。それがイスラエルだ」と主張した。
さらに、「私が(中東情勢に)介入せず、あの核兵器、あるいは間もなく核兵器となるものを灰にして吹き飛ばさず、オバマのひどい合意を破棄しなかったなら、イスラエルは数カ月前、いや数年前にすでに消滅していただろう」と強調した。
ネタニヤフ首相との会談を前に主導権を確保しようとする狙いとみられる。ポリティコ(Politico)は、米国とイスラエルの最終的な戦争目標が次第にズレてきているとし、イスラエルは戦争継続を望む一方、米国は最近まで外交的解決のほうを重視してきたと伝えた。
◇そろって選挙を控えたイラン戦争の「同床異夢」
ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、ネタニヤフ首相が今回の会談でイラン問題とイスラエル国内の総選挙の双方を考慮しながら、絶妙なバランスを取らなければならない立場にあると分析した。ネタニヤフ首相とトランプ大統領は、それぞれ今秋に重要な選挙を控えている。
ネタニヤフ首相は2月11日、ホワイトハウスで約1時間にわたりトランプ大統領を直接説得し、イランへの奇襲攻撃を実現させた。しかし、戦争が長期化するにつれて両者の関係には溝が生じた。ネタニヤフ首相は繰り返し会談を要請したものの、トランプ大統領はそのたびに拒否し、5カ月ぶりに会談が実現した。
NYTは、「ネタニヤフ首相はトランプ氏との緊密な協力関係を示す必要がある一方、トランプ氏はイスラエルの圧力によって戦争に巻き込まれたとの批判を受けている」とし、「今回の会談では両者の利害が別の方向を示していることを鮮明にする可能性がある」との見方を示した。
トランプ氏、ゼレンスキー氏に続きネタニヤフ氏と会談へ…「米国がなければイスラエルは滅びていた」(2)
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