李明博(イ・ミョンバク)政権当時の米国産牛肉輸入反対集会 [中央フォト]
民主党が支持層の結集やメッセージ拡散のツールとして使用しているプラットフォームはXとフェイスブックだ。最近、Xで補完捜査権の一部存続を主張して注目を集めた金南希(キム・ナムヒ)議員は「Xの方が支持層への伝播速度が速い」とし「フェイスブックは主に住民、Xは支持層との意思疎通に傍点を打っている」と話した。金南俊(キム・ナムジュン)議員は「スレッズは保守傾向の利用者の比率がはるかに高いため、最近は活動を中断した」と伝えた。
一方、国民の力ではスレッズが主なプラットフォームとして定着している。キム・ミンス最高委員は「Xやフェイスブックは政界関係者や記者など政治への関心が高い層が多く、世論が歪められる可能性がある」とし「スレッズは最も迅速に世論を察知できるプラットフォームだ。周囲にもさまざまなSNSの使用を積極的に勧めている」と述べた。
与野党のプラットフォーム分離の背景は李明博(イ・ミョンバク)政権時代にまでさかのぼる。当時、進歩性向の市民らは「狂牛病(BSE)ろうそく集会」の過程で政府が批判世論を統制していると認識した。これを受け、検閲の負担が少なく伝播速度の速いツイッターがオンラインコミュニケーションの窓口として急浮上した。この過程で、曹国(チョ・グク)、柳時敏(ユ・シミン)・陳重権(チン・ジュングォン)など「パワーツイッタラー」が世論を主導した。
与党側で最もフォロワーが多い文在寅(ムン・ジェイン)元大統領や李在明(イ・ジェミョン)大統領、大半の民主党議員らも2009~2011年の間にツイッターを始めた。
コン・ヒジュン政治コンサルタントは「SNSは初期に特定の政治色を帯びれば、その性質がずっと続く傾向がある」と指摘した。続いて「李明博時代に孔枝泳(コン・ジヨン)、曹国、李外秀(イ・ウェス)らがツイッターの世論を率いて、それが2011年のソウル市長補欠選挙での勝利、ナコムス(ポッドキャスト番組)の拡散、安哲秀(アン・チョルス)現象などにつながった」とし「朴槿恵(パク・クネ)弾劾を経てツイッターは進歩優位の場として固まった」と分析した。
与党にXを明け渡した国民の力は空き家も同然だったスレッズを占めた。2023年にインスタグラム・フェイスブックの運営会社メタが始めたスレッズはインスタグラムとの連動性のおかげで、20代・30代、特に政治への関心が高い層の流入が急速に進んだ。また、フォロワー数よりも話題性を中心に表示されるアルゴリズムが政治コンテンツの拡散に有利に働いた。高麗大メディア学部のイ・サンウォン教授は「進歩陣営が主導するXに疲弊した20代・30代の保守層がスレッズに集まって効能感を感じ、野党主導の公論の場が形成される過程と考えられる」と分析した。
昨年8月の党大会以降にスレッズでの活動を始め、与野党の政治家のうち最も多いフォロワー(11万人)を集めたキム・ミンス最高委員は「オリンピック公園でのデモなどスレッズほど青年の『生の声』をそのまま世論として映し出すプラットフォームはない」と語った。朱晋佑(チュ・ジンウ)議員室の関係者は「スレッズのメッセージを通じて選挙管理委員会に関する情報提供を受け、そこからアイデアを得て選挙物品の不透明な随意契約問題を提起した」と明らかにした。
スレッズを眺める民主党の視線は複雑だ。指導部の議員室の関係者は「保守派のプラットフォームと見なすには若年層の比率が高いため気にかかる」とし「青年との接点を増やすためには使用するべきだが、効率が落ちる点が問題だ」と話した。
与党はX、野党はスレッズ…出口のない韓国政治「プラットフォーム要塞戦」(2)
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