24日(現地時間)、米ワシントンD.C.のウォルドーフ・アストリア・ホテルで開かれたホワイトハウス記者協会(WHCA)の夕食会で、CNNホワイトハウス担当主席記者のケイトラン・コリンズ氏(右)が「優秀報道賞」を受賞した後、授賞式の司会を務めたCNNアンカーのウルフ・ブリッツァー氏と記念撮影をしている。[スカイニュース画面 キャプチャー]
トランプ大統領はこの日、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」に、特に説明を添えることなく、コリンズ氏の顔を合成した画像1枚を投稿した。2023年にビールブランド「バドライト」のプロモーションイベントで撮影されたトランスジェンダーの女優ディラン・マルバニー氏の写真に、笑顔のコリンズ氏の顔を合成したもので、人工知能(AI)によって生成された画像とみられる。
バドライトの製造元であるアンハイザー・ブッシュは2023年、性別移行1周年を迎えたマルバニー氏とコラボレーションし、プロモーション映像を制作した。当時、米国の保守陣営はこれを「ウォーク(Woke、目覚めているという意味で、進歩的な政治・社会意識を批判的に指す表現)マーケティング」と位置づけ、大規模な不買運動を展開した。この影響でバドライトの販売は急減し、米国の「文化戦争」を象徴する出来事として記憶されている。
トランプ大統領が投稿した今回の合成画像は、24日に開かれたホワイトハウス記者協会(WHCA)の夕食会で、コリンズ氏に浴びせた嘲弄的な発言の延長線上にあるものだ。コリンズ氏は夕食会で、昨年のウォロディミル・ゼレンスキー・ウクライナ大統領とトランプ大統領による緊迫したホワイトハウス会談を報じた功績が評価され、「優秀報道賞」を受賞した。
◇トランプ氏「若くて魅力的な女性。笑え」と侮辱
コリンズ氏が受賞のため壇上に上がると、トランプ大統領は握手を交わしたが、その後のスピーチでは嘲弄的な発言を浴びせた。トランプ大統領は「コリンズの受賞を祝福したいが、彼女は賞を受けるべきではない。フェイク(ニュース)だったからだ」と非難した。
さらに、「彼女は若くて魅力的な女性だ」と述べるなど、発言は危うい水準に達した。挙げ句の果てには「彼女は決して笑わない。フェイクニュースのチャンネルCNNにいるのだから、幸せであるべきだ。だから笑え、ケイトラン」と、人身攻撃とも受け取れる冗談を続けた。また、「コリンズが大口スポンサーを獲得したのかと思ったが、バドライトの広告の主役はコリンズではなくディラン・マルバニーだった」とも語った。嘲笑とやじが入り交じる中、会場は冷え切った空気に包まれた。
トランプ氏、CNN看板キャスターのコリンズ氏をまた嘲弄…「笑え」に続き合成画像も(2)
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