トランプ米大統領が22日にデラウェア州のドーバー空軍基地で行われた戦死兵士4人の遺体帰還式で挙手敬礼している。[写真 AP=聯合ニュース]
◇トランプ大統領の威嚇にも…「最後までやる」というイラン
英海事貿易機関(UKMTO)はこの日、サウジ南西の紅海海域でサウジのタンカーが「正体不明の発射体」に攻撃されたと明らかにした。直後にフーシ派はタンカー攻撃を自分たちの仕業だとし、「エンセラ号」「ライリア号」など攻撃を加えた船舶の名前まで公開した。フーシ派が20日にサウジに対する海上封鎖を宣言してからタンカーを実際に攻撃したのは初めてだ。
この日の攻撃はトランプ大統領が船舶攻撃に対する報復を明らかにした直後に行われた点で注目される。トランプ大統領は前日、フーシ派に対する直接対応基調を明らかにしたのに続き、この日イランがホルムズ海峡を通過する船舶を攻撃するたびにイランの橋梁または発電所を破壊すると述べた。しかしイランとフーシ派はこれを意に介さなかった。
むしろ交渉団を率いるイランのアラグチ外相はXに「われわれの防衛原則は明確だ。目には目」と投稿した。その上で「われわれの基幹施設を含めイランに対するいかなる侵略も強力かつ断固とした対応を招くだろう。いかなる種類の支援をしようが侵略に寄与する者もまた合法的な標的と見なされるだろう」と付け加えた。
イランが自分たちの攻撃に「合法」という言葉を使ったのは、トランプ大統領が攻撃対象に明示した民間施設を念頭に置いたものとみられる。1949年のジュネーブ条約は戦争中であっても民間人の生存に必須の発電所と橋梁などの基盤施設は攻撃や報復対象にしてはならないと規定している。
◇ピックアックス山爆撃計画をイスラエルに通知
こうした中、イスラエルの公営放送カンはこの日、「米国が数日中に打撃レベルを高める計画。重爆撃機を動員してイランの秘密核施設を攻撃する予定であることをイスラエル側に通知してきた」と報道した。目標はイランの地下核施設が構築されたと推定されているピックアックス山だ。
トランプ大統領は「われわれは近くその地域をとても強力に打撃するだろう」としながらピックアックス山に対する爆撃が迫っていることを示唆した状態だ。米国とイスラエルは戦争勃発からまだ一度もイランの核施設を直接攻撃していない。
トランプ大統領がイスラエルに爆撃計画を通知したのは、米国の攻勢に反発したイランがイスラエルにミサイルを発射するなど報復レベルを高める可能性に備えようとする措置と分析される。これに対しイランはこの日、イスラエルと国境を接するヨルダン南西部の港町アカバにまでミサイル攻撃を加えた。トランプ大統領の「自制命令」により最近の軍事的衝突を観望してきたイスラエルをむしろ刺激しようとする意図とみられる。
レッドラインの紅海まで攻撃…「トランプ大統領、イスラエルに核施設爆撃を通知」(2)
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