韓国・釜山(プサン)の女子中学生10人が同学年の女子中学生1人に対して集団暴行を行ったうえ、暴行場面を動画で撮影してSNS共有したという通報が入り警察が捜査に入った。[聯合ニュース]
23日、警察と被害生徒側によると、18日午後、釜山釜山鎮区(プサンジング)のカラオケボックスで中学生Aさん(15)が同学年の生徒10人から約3時間にわたり暴行を受けた。加害生徒は蓮堤区(ヨンジェグ)をはじめとする釜山地域の複数の中学校に在学中の1~3学年の生徒だという。
Aさんは親しい友達を通じて加害生徒と知り合ったものの、それほど親しくはなかったという。その後Aさんが自分たちのことを悪く言っていたという話がSNSを通じて広がり、加害生徒はグループチャットでこのことを問い詰めた後、Aさんをカラオケボックスに呼び出した。Aさんは悪口を言った事実がなかったが、現場で謝ったという。だが、加害生徒は心からの謝罪ではないと言って暴行を始めたと伝えられた。
暴行は約3時間の間続いた。Aさんは顔や身体を何回も殴られたり足で蹴られたりしたほか、部屋から出られないように髪の毛を掴まれた状態だった。また、携帯電話を奪われた状態で母親に別の場所にいると言うように強要されたほか、カラオケボックス利用料1万3000ウォン(約1400円)も全額払わされたという。被害生徒側は加害生徒が上着を剥ぎ取ったあと、唾を吐いてライターで火をつけたとも主張している。
◇暴行撮影してSNS共有…加害者のほとんどが満14歳未満、刑事処罰免れる
一部生徒は暴行場面を携帯電話で撮影してSNSに共有した。該当映像は現在削除されているが、事件後にも被害生徒に脅迫メッセージが続いたという。
Aさんは事件直後、現場を通った別の生徒からの助けを借りて家族に連絡することができ、通報を受けて出動した救急隊員によって病院に運ばれた。現在の目の周辺の打撲傷や腹部の痛みなどにより入院治療を受けており、CT撮影と追加検査を受けているという。
警察は集団暴行に加担した生徒10人に対して捜査を行っている。釜山鎮警察署関係者は「加害者の一部はAさんが自分たちの誹謗中傷を繰り返したという趣旨の供述をしている」とし、「暴行場面をSNSに共有した部分に対しても捜査を進めている」と述べた。
校内暴力予防法上、中学生に対しては退学処分を下すことができないため最高程度の措置が転校にとどまっている。また、加害者のほとんどが満14歳未満の触法少年であるため、刑事処罰ではなく少年法が適用される。少年部の審理を経て保護観察や少年院送検など保護処分を受ける場合がある。一方、韓国政府は触法少年の年齢を満13歳未満に引き下げる方案を推進中だ。
この記事を読んで…