ユン・ダンビ監督の2作目の長編映画『初めての世界』(英題『The World Before』)。[写真 ATNINE FILM]
トロント国際映画祭はさらに、「今年のプラットフォーム部門で最高賞を受賞した非英語作品は、第99回アカデミー賞国際長編映画賞部門の候補にノミネートされる」と明らかにした。これまで米アカデミー賞の国際長編映画賞は、各国が独自の選考を経て代表作品として推薦しなければ候補資格を得られなかった。しかし、今年初めに米映画芸術科学アカデミーが規定を改正したことで、主要な国際映画祭で最高賞を受賞した非英語作品も、国際長編映画賞の候補に自動的に進出できるようになった。対象となるのは、カンヌ、ベルリン、ベネチア、トロント、サンダンス、釜山の6つの映画祭の受賞作だ。
一方、この日の招待作品発表では、ヨン・サンホ監督の新作『失楽園』(英題『PARADISE LOST』)もスペシャル・プレゼンテーション部門に選ばれた。『失楽園』は、失踪した息子を9年ぶりに取り戻した母親が、その間、息子の幼い頃の姿を再現した人工知能(AI)プログラムに心を慰められてきたものの、別人のようになって戻ってきた息子との居心地の悪い同居生活を始める物語だ。投資・配給会社CJ ENMを通じて、ヨン監督は「私がこれまで手掛けてきた作品の中で最も暗い物語だ」と作品を紹介した。
話題の監督や俳優の新作を紹介するスペシャル・プレゼンテーション部門には、イ・チャンドン監督の8年ぶりの新作『可能な愛』(英題『Possible Love』)も招待された。映画『HOPE』でヒットを飛ばしているチョ・インソンをはじめ、ソル・ギョング、チョン・ドヨン、チョ・ヨジョンらが主演を務める作品だ。話題作を世界初公開するガラ・プレゼンテーション部門には、1974年の大統領夫人狙撃事件を巡る疑惑を追ったホ・ジノ監督の映画『暗殺者(たち)』(英題『The Assassin(s)』)が選ばれた。ユ・ヘジン、パク・ヘイル、イ・ミンホが主演を務める。
トロント国際映画祭は、9月10日から20日まで、カナダ・トロントで開催される。
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