2024年、国会文化体育観光委員会の大韓サッカー協会および大韓バドミントン協会に関する懸案質疑が国会で開かれた。元サッカー協会戦力強化委員の朴柱昊(パク・チュホ)氏(中央)が懸案質疑に出席し、鄭夢奎(チョン・モンギュ)大韓サッカー協会長の答弁を聴いている。右は洪明甫(ホン・ミョンボ)代表監督。 キム・ソンリョン記者
このように見ると、ひどいW杯成績表を受けた国々で、怒りの矛先が向けられて責任追及の動きが表れるのも理解できないわけではない。W杯は監督たちの墓場だ。今回の大会では出場48カ国のうち27%にあたる13人の監督が成績不振や契約満了を理由に退任した。韓国よりFIFAランキングが上位でありながらグループリーグ敗退となったウルグアイ代表では、本来なら選手団を支えるべきサッカー協会が帰国用のチャーター便を取り消した。サッカーは単なるスポーツではなく民族的なプライドをかけた生存競争だ。
とはいえ、洪明甫(ホン・ミョンボ)前監督や大韓サッカー協会に向けられている怒りや非難は度が過ぎる。戦術や選手起用に不満を抱いた選手たちが監督を殴るというAI合成映像まで出回ったのはぞっとする。殺害予告までも出てきた。南アフリカ戦で敗れた後、32強トーナメント進出の希望に最後まですがらなければいけない状況を経験したとはいえ、成績不振は犯罪ではない。大統領や政界が協会や監督を叱咤する場面はあきれるしかない。チェコ戦で逆転勝利した時には代表選手や監督、スタッフを激励する投稿をしていた大統領が、グループリーグ敗退が決まると「無能な人物を指揮官に選べば結果は明らか」とコメントした。何から何まで自ら関与することがプラスとなる場合もあるだろうが、他国の最高権力者が「サッカーで負けた」という理由でこのような批判をしたという話は聞いたことがない。W杯を政治で汚すような行為だったが、一方でトランプ大統領はむしろFIFAに圧力を加え、出場できないはずだった自国の選手を出場させるよう働きかけた。
そのおかげでサッカー協会は前例のない改革を迫られることになった。直接民主制的な要素を強化することがサッカーの発展にどのような影響を及ぼすのかは分からない。しかし朴智星(パク・チソン)が改革委員長を務め、今後は鄭夢奎(チョン・モンギュ)前会長のような長期政権の事例が再び生じないよう、会長選挙の選挙人団数を大幅に増やす作業が進められている。共に民主党は、孫興慜(ソン・フンミン)らが出席しない意向を示し、野党側も消極的な姿勢を見せたことから、当初予定していた日程を30日に延期したが、サッカー協会に対する聴聞会を開く考えだ。
【コラム】憂さ晴らしのサッカー聴聞会、開かないのが答えだ=韓国(2)
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