21日(現地時間)、解任されたオレクサンドル・シルスキー前ウクライナ軍総司令官。AP=聯合ニュース
21日(現地時間)、ゼレンスキー大統領は国民向け演説で、オレクサンドル・シルスキー軍総司令官を解任し、後任にミハイロ・ドラパティ統合戦力司令官(中将)を任命すると正式に発表した。
今回の軍首脳部の電撃交代は、ゼレンスキー大統領が先週、35歳の改革派であるミハイロ・フェドロフ国防相を電撃更迭した直後に発生した大規模な抗議デモを収拾するための措置だ。
これに先立ち、ウクライナ軍内部では、ドローンやロボットを中心とした現代戦と非対称攻撃を主張していたフェドロフ前国防相と、従来の地上戦や伝統的な指揮方式を堅持していたシルスキー前総司令官の間で激しい路線対立が続いていた。
フェドロフ国防相の更迭が伝えられると、キーウなど主要都市ではこれに抗議し、シルスキー総司令官の辞任を求める大規模な市民集会が6日間にわたって続いた。
ゼレンスキー大統領は事態収拾に向け、シルスキー総司令官の功績を称えつつも解任した。続いて、軍改革とドローン戦術を支持してきた40代の若手指導者であるドラパティ中将を新たな総司令官に抜てきした。
ドラパティ新総司令官は、2014年のドンバス戦争当時、装甲車で親ロシア派分離勢力の検問所を突破する映像によって国民的英雄となった人物だ。
フェドロフ前国防相は、ドラパティ氏の総司令官就任について、「自由と正義に向けた闘いに新たな希望を吹き込む決定だ」と歓迎の意を示した。
ドラパティ新総司令官は今後、ドローン戦力の積極活用や軍組織改革、前線のロボット化などを主導する見通しだ。一方、ゼレンスキー大統領はフェドロフ前国防相に対し、国家の技術分野を統括する政府内の要職を打診している。
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