ホルムズ海峡。ロイター=聯合ニュース
革命防衛隊は20日(現地時間)の声明で、「昨夜遅く、タンカー2隻が米軍の扇動と強要によってホルムズ海峡南側の危険で事故リスクの高い航路を航行しようとして規則に違反した結果、爆発し、航行を中断した」と明らかにした。
さらに「数千キロ離れた場所から来たテロリストである米軍の介入には何ら法的正当性はなく、断固として強力に対応する」とし、「域内で米軍の悪行が続く限り、いかなる化学肥料・石油・天然ガスであってもホルムズ海峡を安全に通過することはできない」と主張した。
革命防衛隊は爆発の具体的な原因は明らかにしなかったが、「侵略軍はこの違法行為に対するわれわれの懲罰作戦を覚悟するがよい」と警告し、イラン軍による攻撃だった可能性を示唆した。
これに先立ち、革命防衛隊は前日にも「ホルムズ海峡をひそかに通過しようとしていたタンカー2隻が事故を起こし、航行を停止した」と発表していた。ただ、今回爆発したと主張した船舶が同じタンカーかどうかは確認されていない。
一方、英国海運貿易オペレーション(UKMTO)は、イラン時間20日午前2時15分ごろ、オマーン・ムサンダム半島から約15キロ離れたホルムズ海峡海域で船舶1隻が火災を起こしたとの軍当局の情報を入手したと明らかにした。
UKMTOは、この船舶が正体不明の飛翔体の攻撃を受けて漂流しており、火災はまだ鎮火していないものの、環境汚染の被害は報告されていないと説明した。乗組員は全員安全に退船し、タグボートによって救助されたという。
ブルームバーグ通信は、タンカー「カボ・マレアス」がイランの攻撃対象となった可能性がある船舶の一つだと報じた。この船舶は20日、オマーン・ムサンダム半島沖で停泊中であることを示す位置情報の送信を開始しており、その直前の位置情報は19日午前、オマーン湾で確認されていた。
ブルームバーグは、これを根拠に、この船舶が位置情報発信装置を切ったままホルムズ海峡を通過し、ペルシャ湾へ進入していた可能性があると分析した。
米国とイランの武力衝突が続く中、イランが商船やタンカーを相次いで標的にしていることで、世界の原油輸送の要衝であるホルムズ海峡の船舶航行は事実上まひ状態に陥りつつある。
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