20日、梅雨の雨が降る中、3日目に入っても火災が続く仁川市西海区石南洞(インチョン・ソヘグ・ソクナムドン)のクーパン(Coupang)物流センター。聯合ニュース
梅雨の雨の中でも夜を徹して消火活動が続けられたが、雨も大きな助けにはなっていない。火災発生から48時間が経過した20日午前になっても鎮火には至らず、当初見込まれていた初期消火の時期を大幅に過ぎている。
仁川消防本部によると、火災は18日午前6時54分ごろ、地上8階建ての物流センター6階で発生した。その後、火は建物の外壁を伝って7階まで燃え広がった。
消防当局は前日午後11時ごろまでに初期消火を終えられると見込んでいたが、倉庫内には3段式の鉄製ラックが密集して設置され、その上にビニールやプラスチック、包装材など可燃性の高い生活用品が大量に積まれているため、消火活動は難航している。
特に、火災の熱で鉄製ラックが重さに耐え切れずドミノ倒しのように崩れ落ち、外部から放水しても火元の奥深くまで消火用水が届かない悪循環が続いている。
サッカー場42面分に相当する広大な建物内部(延べ床面積約29万9000平方メートル)が濃い煙で満たされ、消防隊員が視界を確保して内部へ進入できないことも障害となっている。
このため消防当局は建物内部への進入を断念し、外壁を強制的に破壊する特殊作戦に切り替えた。
トラックが通行するランプエリアと6階建て部分の接続地点の外壁を取り壊して煙を排出し、放水スペースを確保する「破壊作業」を進めている。
現在、国家消防動員令が維持される中、現場には車両231台と消防隊員812人が投入されている。大容量放水システムや高所・屈折はしご車などを投入し、消火活動に総力を挙げている。
隣接するSK仁川石油化学団地への延焼を防ぐための防御線の構築も完了した。
一方、長時間にわたる高熱の蓄積で建物が崩壊する恐れが高まったことから、所轄の西海区庁は前日午後11時をもって、物流センターから半径116メートル以内の南側にある商業施設や工場密集地域を対象に、予防的な住民避難命令を出した。
避難措置に伴い、煙や粉じんによる被害が懸念される近隣住民ら89世帯168人が、新峴(シンヒョン)小学校と新峴北小学校に設けられた臨時避難所へ避難し、滞在している。
西海区は追加被害を防ぐため、近隣の保育園31カ所と小学校に対し、この日は休園・休校するよう勧告した。
この記事を読んで…