具潤哲(ク・ユンチョル)副首相兼財政経済部長官、申鉉松(シン・ヒョンソン)韓銀総裁、李億遠(イ・オクウォン)金融委員長、李粲珍(イ・チャンジン)金融監督院長が16日、ソウル中区の銀行会館で開かれた市場状況点検会議に出席した。この日会議では単一銘柄レバレッジETF補完対策などを議論すると伝えられた。[ニュース1]
単一銘柄レバレッジETFは、株価が上がれば買い増し、下がれば売り増しをすることで毎日のレバレッジ倍率を合わせる。この過程で大規模なリバランス注文が取引終了直前に集中する。急落相場では機械的な売りがさらに株価を下げ、これが関連指数に連動するETFや派生商品などの追加の売りにつながる悪循環を生む。すなわち、尻尾が胴体を振る格好だ。
このような構造は韓国市場では特に危険だ。サムスン電子とSKハイニックスはKOSPI(総合株価指数)の時価総額の約50%にのぼり、市場全体の流れを動かす。一方、米国時価総額1位のエヌビディアが米S&P500に占める割合は8%前後だ。市場の状況が異なるにもかかわらず、十分な分析もせず「海外にもある」という論理で商品を許可したのは政策当局の明白な失策だ。さらに大きな問題は、半導体銘柄への資金集中を助長すると同時に、他の銘柄の売り圧力を強め、市場全体の変動性を拡大させている点だ。サムスン電子とSKハイニックスのレバレッジETFを買っていない投資家までもが大きな被害を被る構造だ。
海外の専門家らが韓国市場を「イカゲーム」に例えたのもこうした市場構造の脆弱性のためだが、政府の今回の対策は本質的な問題に触れていない、その場しのぎの処方にすぎない。より強力な対策が求められる。運用規模の制限、リバランス方式の改善、さらには単一銘柄レバレッジETFの順次廃止まで真剣に検討しなければいけない。即興的政策の失敗を別の弥縫策で覆い隠そうとすれば市場の不安を煽るだけだ。
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