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金正恩氏、中国・王滬寧氏と会談し「相互援助」の精神を再確認…「韓米日牽制の狙い」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が16日、訪朝中の中国人民政治協商会議(政協)の王滬寧主席と会談している様子。労働新聞、ニュース1

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長は16日、訪朝中の中国人民政治協商会議(政協)の王滬寧主席と会談し、両国関係の戦略的性格を強調した。朝中友好協力相互援助条約(朝中友好条約)の核心である「相互援助(有事の際の自動的軍事介入)」の精神を改めて確認することで、韓米日の連携強化に対抗し、必要であればいつでも軍事・戦略面で連携できることを誇示したとの分析が出ている。

労働新聞は17日、金委員長が前日、朝中友好条約締結65周年に合わせて北朝鮮を公式親善訪問中の王主席と会談したと報じた。金委員長は席上、朝中友好条約について「両国関係の戦略的性格を定義し、戦略的方向性を示す国家間条約だ」とし、「朝中両国の根本的利益を守り、地域と世界の平和と安全を保障する上で重要な役割を果たしている」と述べた。


続けて、「社会主義を中核とする伝統的な友好協力関係を、変遷していく時代的要求や両国国民の志向と願いに合わせ、さまざまな分野でさらに活力あるものへ発展させていくことは、朝鮮労働党と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮の国号)政府の揺るぎない方針だ」とし、「今後も習近平総書記が率いる新時代の中国の特色ある社会主義事業を変わることなく支持し、支援していく」と強調した。


労働新聞によると、王主席は中国代表団に対する北朝鮮の歓待に謝意を示した上で、「歴史的な平壌(ピョンヤン)会談で形成された重要な共通認識と合意を全面的に履行し、政治的相互信頼と二国間の連帯を深め、相互協力と協調をさらに拡大・発展させていく用意がある」と述べた。

実際、朝中友好条約には、一方が外部から武力侵攻を受けた場合、もう一方が直ちに軍事支援を行う「自動軍事介入」条項が盛り込まれている。これは両国間の「血盟関係」を支える根幹とみなされている。

慶南(キョンナム)大学極東問題研究所のイム・ウルチュル教授は、「朝中友好条約の核心である『相互援助』の精神を再確認することで、韓米日の密着や米国の圧力に対抗し、朝中が必要であればいつでも軍事・戦略的に連携できることを示唆したもの」とし、「社会主義というイデオロギー同盟を強調することで、有事の際には北朝鮮が中国の確実な友軍としての役割を担い、米国を共に牽制(けんせい)する意図も示した側面がある」と分析した。

ただ、北朝鮮は中国代表団による金委員長表敬訪問を労働新聞1面で大きく報じた一方、中国の新華社通信は、代表団が朝中友好条約締結65周年記念レセプションに出席した事実は伝えたものの、金委員長との会談については報じなかった。これについて専門家の間では、北朝鮮が中国側に対し、自国が対米牽制の有力なカードであることを強調し、両国の思想的・戦略的結束を強化する意思を示したのではないかとの見方が出ている。

中国代表団は16日、金日成(キム・イルソン)主席と金正日(キム・ジョンイル)国防委員長の遺体が安置されている錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を訪問した。王主席は記帳に「中朝友好は代々受け継がれるだろう」と記した。また、代表団は幹部養成や思想教育を担当する労働党中央幹部学校を視察し、韓国戦争(朝鮮戦争)に参戦して戦死した中国人民志願軍兵士の墓地である中国人民志願軍烈士陵園も訪れた。


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