2026北中米W杯1次リーグで敗退した洪明甫(ホン・ミョンボ)前韓国代表監督が先月29日、仁川(インチョン)国際空港を通じて帰国した。 キム・ギョンロク記者
その後、6月30日に李林生前理事が当時の戦力強化委員らにオンライン会議を要請し、鄭海成委員長の辞意表明による後続の対応案を議論した。一部の委員は欠席したまま進行された。サッカー協会によると、後続の対応案は<1>戦力強化委員会を新たに構成する案<2>後続の手続きを李林生理事が引き継ぐ案の2つで、委員らの同意により2つ目の案が採択されたという。
しかし倫理センターは「当時の会議の映像・録音資料を調査した結果、戦力強化委員会を新たに構成する最初の案件については議論された事実がないことが確認された」と明らかにした。また鄭海成委員長が辞任届を提出した日付は7月16日で、辞任日は8月1日だったことが判明した。サッカー協会が適用している大韓体育会の規定によると、委員長が職務を遂行できない場合は副委員長のうち年長者が職務を代行しなければならない。要するに、委員長の公式辞任前に委員でない者が委員長の権限を引き継いだことになる。
◆「洪明甫前監督とベーカリー店で面接」 同行者・質問シートはなかったか
李林生前理事は鄭海成委員長が終えられなかった面談を行うため欧州に渡り、7月3、4日に洪明甫候補以外の監督候補2人と面談した。サッカー協会の弁護士と技術本部長も同行した。準備した17項目の質問をし、候補者らの回答に基づき結果シートも作成した。しかし文化体育観光部の監査結果によると「7月5日午後11時に行われた洪明甫監督の面談には誰も同行せず、質問シートもなかった」という。面談の場所は洪前監督の知人が経営する京畿道城南(ソンナム)にあるベーカリー店だった。
倫理センターも「李林生前理事が3人の候補者と面談した結果を十分に比較・検討することなく、面談の終盤に洪前監督に監督職を引き受けてほしいと要請した」とし「自身の判断基準で面談をした」と指摘した。続いて「その前の後続手続きに関する会議で委員らが同意したのは『李理事が順位を決めて委員会に報告する』ということだが、1人で最終推薦までしてしまった」と伝えた。李前理事の依頼を受けた洪前監督は7月6日に監督職を受託し、サッカー協会は7月8日に監督選任を公式発表した。
これに関連しソウル警察庁の金融犯罪捜査隊は、当時の戦力強化委員だった元サッカー選手の朴柱昊(パク・チュホ)氏らを呼び、今月9日と14日に参考人聴取を行った。警察は、李前理事がどのような経緯で監督選任を主導するに至ったかを明らかにすることに捜査力を集中する見通しだ。法曹界からは「正式な手続きに基づくものでなければ業務妨害罪(容疑)が適用される余地がある」との分析も出ている。ただ、洪明甫前監督は提案を受けた立場であり、処罰される可能性は高くないという意見もある。申東旭議員は「監督選任過程に対する国民的な不信感が強いだけに徹底的に調査するべき」と強調した。
洪明甫前代表監督の選任を主導した李林生氏、大韓サッカー協会の定款にもない職位だった(1)
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