ドナルド・トランプ米大統領が15日(現地時間)、ペンシルベニア州の陸軍戦略大学で予定されていた行事に出席するため、大統領専用車で空港へ向かっている。[AFP=聯合ニュース]
一方、イランは米国に対して徹底抗戦と強力な報復の意思を表明し、対抗した。特に「ホルムズ海峡の防衛」を最優先の軍事目標として正式に掲げた。中東産原油の世界への供給を完全に断ち、逆に米国に圧力をかける狙いがあるとみられる。
◇初の「白昼空爆」…監視拠点トンブ島を狙う
米中央軍(CENTCOM)は同日、X(旧ツイッター)で「イランに対する午前中の空爆を実施した」とし、「90分間に及んだ作戦で、大トンブ島にあるイランの沿岸防衛システムや巡航ミサイルの保管・発射施設を標的に、精密誘導兵器を投下した」と発表した。中央軍はさらに、「今回の攻撃により、ホルムズ海峡一帯で民間商船を脅かしてきたイランの攻撃能力はさらに弱体化した」と説明した。
トンブ島は、ホルムズ海峡を監視するためのイラン軍の前線基地とされる。同島を無力化すれば、ホルムズ海峡を航行する船舶を攻撃するためのイランの監視システムを崩壊させることができる。今回の米軍の作戦は、世界の原油輸送量の20%以上を担うホルムズ海峡の安全な航路の確保を目的としている。
特に、この日の攻撃は、今月7日に戦争が事実上再開されて以降、初めて日中(イラン時間午後1時30分)に実施された。中央軍は「イランに対する午前中の空爆を実施した」と発表し、状況によっては追加の空爆作戦が行われる可能性も示唆した。
◇「ホルムズ海峡の防衛が最優先の軍事目標」
イランもホルムズ海峡の重要性を強調している。イラン側の終戦交渉代表を務めていたモハンマド・バーゲル・ガリバフ国会議長は同日、国民向け声明で、「われわれは米国と、根本的で国家の存亡を懸けた戦争を戦っている」と述べ、最優先の軍事目標として「ホルムズ海峡の防衛」を掲げた。
ガリバフ議長は、「今日、イランの国家安全保障は、ホルムズ海峡で『イラン式秩序』を維持することにかかっている」とし、「米国は武力でこの秩序を損なおうとしているが、イランは敵の思い通りには決してさせない」と警告した。
イラン革命防衛隊(IRGC)も、この日の米軍による空爆への対応として、バーレーンに駐留する米第5艦隊への攻撃を実施した。このほか、米軍施設があるクウェートではイランの攻撃ドローンが迎撃され、ヨルダン軍もイランのミサイル3発を撃墜したと発表した。
革命防衛隊は特に、「ホルムズ海峡の封鎖は、米国の悪行が完全に終わるまで維持される」とし、「敵が世界の原油・ガス輸出ルートを自らの海賊を使って遮断した以上、米国とその同盟国に利益をもたらす他の原油・ガス輸出ルートも遮断されるだろう」と警告した。
実際、一部では革命防衛隊がホルムズ海峡の封鎖にとどまらず、イエメンのフーシ派を動員し、中東のもう一つの原油輸送ルートである紅海の要衝バブ・エル・マンデブ海峡の封鎖も試みるとの見方が出ている。ホルムズ海峡の航路確保を目指す米国の戦略に対し、ホルムズ海峡を含むすべての原油供給ルートを完全に封鎖して対抗する構えだ。
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