タイの国旗
バンコク市当局は14日(現地時間)、バンコク北部チャトゥチャック地区のパブ「ロンビア・ナ・ラープラオ」で12日午後に発生した大規模火災で重傷を負い、病院で治療を受けていた3人が新たに死亡したと発表した。
これにより、今回の火災の死者は計30人となり、タイでは2009年1月初めにバンコクの有名クラブ「サンティカ」で67人が死亡した火災事故以来、最も多くの犠牲者を出した火災事故となった。
今回の火災で入院した負傷者75人のうち24人が重体で、15人は軽傷だった。残る36人は治療を終えて退院した。
バンコク市の災害管理当局は、初期調査の結果、このパブの天井に設置されていたエアコンの電気配線のショートが火災の原因となった可能性があると明らかにした。
警察は、多数の死傷者が発生した背景について、非常口の確保状況や配線の過負荷、可燃性物質の使用の有無などを調べている。
また、平屋建てのこの店舗には4か所の出入口があったものの、一部は使用できない状態だったとみられている。実際、トイレ付近の出口はテーブルでふさがれており、厨房側の出口にはドアノブが付いていなかったことが分かっている。
タイ警察のキティラット・パンペット長官は、「死亡者の大半はトイレで発見された」としたうえで、「火災が発生した際、彼らはパニック状態に陥り、照明は消えていた」と説明した。
現場を訪れたアヌティン・チャーンウィーラクーン首相も、店内には避難誘導標識が設置されていない「死角」があったとみられるとし、「法令違反が確認された場合は、一切容赦しない」と警告した。
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