フランス代表のキリアン・ムバッペ[EPA=聯合ニュース]
大会開幕前のFIFAランキング1~4位がW杯4強を占めたのは今回が初めてだ。最強チームがそのまま生き残った超豪華「ゲーム・オブ・スローンズ(王座のゲーム)」だ。4強進出国がすべて歴代優勝経験国で埋まったのは1990年イタリアW杯(西ドイツ、アルゼンチン、イタリア、イングランド)以来36年ぶりとなる。
統計専門機関オプタはフランスの優勝確率を34.05%と最も高く評価した。スペイン(23.45%)、イングランド(21.94%)、アルゼンチン(20.55%)が後に続く。準決勝の初戦のフランス-スペイン戦は優勝確率1・2位チーム間の事実上の決勝戦だ。
両チームは完ぺきな攻守バランスを誇る。フランスは今大会16得点2失点。1次リーグで2失点した後、トーナメント3試合はすべて無失点ゲームだ。スペインも11得点1失点と力を見せている。ベルギーとの準々決勝での1失点が今大会の唯一の汚点だ。フランスは2018年ロシア大会優勝、2022年カタール大会準優勝に続いて3大会連続の決勝進出を狙う。
得点王争いも激しい。フランス代表の主将キリアン・ムバッペは8得点3アシストをマークし、アルゼンチンのリオネル・メッシ(8得点2アシスト)と競争しながらゴールデンブーツ(得点王)、ゴールデンボール(MVP)を同時に狙う。イングランドのハリー・ケインとジュード・ベリンガムも6得点で追撃中だ。7得点のアーリング・ハーランドはノルウェーの準々決勝敗退で競争から抜けた。
スペインは「10代の天才」ラミン・ヤマルの足に期待がかかる。ヤマルはメッシがW杯に初出場した2006年には生まれていなかった新鋭だ。相手の集中牽制のため1次リーグでのサウジアラビア戦の1得点にとどまっているが、ヤングプレーヤー賞の受賞は当然という評価だ。次世代皇帝になるにはフランスの盾から突き破らなければならない。
4強までの過程はフランスが順調だった。トーナメントでスウェーデン(3-0勝)、パラグアイ(1-0勝)、モロッコ(2-0勝)を相手に快勝した。一方、スペインはオーストリア(3-0勝)、ポルトガル(1-0勝)、ベルギー(2-1勝)など欧州の強豪との対戦が続き、体力の消耗が激しい。ウルグアイとの1次リーグ最終戦で両サイドのウインガー、ジェレミ・ピノとニコ・ウィリアムズがけがをした点も影響が大きい。ただ、ウィリアムズは回復が進み、フランス戦の出場が可能とみられる。
激しい中盤の戦いも観戦ポイントだ。フランスは今大会アシスト1位(5個)マイケル・オリーセの縦パスでムバッペのスピードを生かす。ペドリ、ロドリ、ファビアン・ルイスという最強のMF陣を擁するスペインは緻密なショートパスで試合の主導権を狙う。
アルゼンチンとイングランドはトーナメントでゾンビのように生き残った。アルゼンチンはカーボベルデ(3-2逆転勝)、エジプト(3-2逆転勝)、スイス(3-1勝)を相手に毎試合、劇的な勝利をつかんだ。イングランドもコンゴ民主共和国(2-1逆転勝)、メキシコ(3-2勝)、ノルウェー(2-1逆転勝)を相手に苦戦したが、底力でここまで来た。しかし2010年南アフリカ大会でのスペインのようにW杯ではゾンビのように這い上がってきたチームが優勝したりもする。
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