12日午後、慶尚北道・慶山(キョンサンブクド・キョンサン)と浦項(ポハン)に観測史上初の「猛暑重大警報」が発令される中、強い日差しが照りつける慶山市のネギ畑では、ネギの収穫作業が中断され、パラソルだけがぽつんと残されている。[ニュース1]
韓国気象庁がまとめた「2025年猛暑特別観測」の最終分析結果によると、渓谷や農耕地などでは、気象庁の公式自動気象観測装置(AWS)が観測した気温との間に差が見られた。周囲の環境によっては、気象庁が発表する気温と実際に体感する気温が異なる可能性がある。
気象庁は、人々が生活したり旅行で訪れたりする場所の猛暑の特性を把握するため、昨年6~8月に渓谷や海水浴場、農耕地など14カ所で特別観測を実施した。
ビニールハウスの場合、日中の最高気温(平均)は近くの観測所より3.6度も高かった。一方、避暑地は概して周辺地域より気温が低かった。自然休養林では最高気温が1.5~2.9度低く、真夏でも氷が張る場所として知られる密陽(ミリャン)のオルムコル(山頂付近)は8.2度も涼しかった。
海水浴場は昼と夜で状況が異なった。日中の最高気温は0.1~0.7度低かった一方、夜間の最低気温は逆に0.6~0.7度高かった。実際、海岸地域では海の高い湿度によって熱がこもるため、夜間になっても気温が十分に下がらず、熱帯夜が頻繁に発生する。
猛暑の発生頻度にも場所による大きな差があった。猛暑日数はビニールハウスが67日で最も多く、田畑は36~46日、自然休養林は6~11日だった。密陽オルムコルでは猛暑が発生した日は1日もなかった。
農耕地では、高さによって気温の変化が大きかった。地上1.5メートルでは日中の最高気温が33.7度だったが、1メートルでは34.1度、0.5メートルでは35.2度を記録するなど、地面に近づくほど気温は最大で1.5度高くなった。
つまり、田畑で腰をかがめたり、しゃがんだりして作業するほど、高温にさらされる危険性が大きいということだ。気象庁の関係者は「高さ0.5メートル以下では、地面からの熱の直接的な影響を受けるうえ、作物が立ち並んでいるため風が通らず、熱がこもったと推定される」と説明した。
◇熱中症患者の18%が田畑で発生「20分ごとに水分補給を」
今年の夏も、農作業中の熱中症などの温熱疾患による被害が集中している。韓国疾病管理庁によると、今年の累計温熱疾患患者741人のうち、135人(18.2%)が屋外の田畑で発生した。
特に65歳以上の高齢者は高温に弱いため、より一層注意が必要だ。体感温度が猛暑重大警報の基準である38度に達すると、65歳以上の高齢者の死亡リスクは19%高まる。
暑さがピークを迎えた12日には、忠清南道・天安(チュンチョンナムド・チョナン)のビニールハウスで作業していた80代の男性が心停止の状態で発見され、病院に搬送されたものの、死亡した。
猛暑による被害を最小限に抑えるには、屋外で作業する際は喉が渇いていなくても20分ごとにコップ1杯以上の水を飲み、日陰でこまめに休憩を取ることが大切だ。また、作業後はシャワーで体温を下げ、涼しい環境で過ごしながら体を休めることが望ましい。
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