北朝鮮の金正恩国務委員長が9日、労働党中央軍事委員会第9期第1回拡大会議を開いたと、朝鮮中央通信が10日報道した。[聯合ニュース]
その一方で、金正恩委員長は内部的には幹部の粛清事実を公表するなど、恐怖政治の雰囲気形成に集中している。これは外見とは異なり、中・ロによる実質的な経済支援が期待に及ばないうえ、経済問題の打開が容易でない金正恩委員長の不安な心理状態を反映しているという解釈が出ている。
◆なぜ「張成沢デジャブ」粛清政治
北朝鮮の労働新聞によると、金正恩委員長は今月10日、党・政・軍連帯会議を開き、軍内部の「特大型不正腐敗」事件と、これを断罪する過程を異例の形で公開した。同紙は「前人民軍総政治局組織副局長のパク・ヒチョルとその追従者らの特大型不正腐敗行為を暴露する資料の通報があった」と伝えた。パク・ヒチョル氏が過去4年間にわたり組織権と人事権を悪用して軍内での売位・売官や贈収賄、腐敗行為を助長し、自身の腹心や追従者を重要職に配置し、党の「唯一的領軍体系の確立」を阻害したという説明だ。
これは金正恩政権の初期の2013年12月に発生した叔父・張成沢(チャン・ソンテク)粛清事件を想起させるというのが専門家らの分析だ。慶南大のイム・ウルチュル教授は「人事権を握ったパク・ヒチョルが軍内部に自身の勢力を形成しようとする動きを見せたため、これを『第2の張成沢事件』級の芽と見なして先制的な措置を取った可能性が高い」とし「金正恩式の恐怖政治と清廉性の強調という基調の結びつけて、軍を含むすべての組織が党の規律と司法統制下に徹底的に従属するべきという原則を改めて立証したものだ」と指摘した。
これに先立ち金正恩委員長は先月の党中央委員会第9期第2回総会で、党組織書記兼組織指導部長を務めていた金在竜(キム・ジェリョン)氏を職務から一斉に解任し、趙勇元(チョ・ヨンウォン)氏を党組織書記に復帰させるなど、党幹部の引き締めに集中している。
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