11日(現地時間)、自身が所有するゴルフ場へ向かうためホワイトハウスを後にするドナルド・トランプ米大統領。AP=聯合ニュース
米国は、イランはホルムズ海峡の支配権を行使していないとのメッセージを連日発信している。一方、イラン側は「ホルムズ海峡は数十発の原子爆弾よりも重要だ」として、同海峡の統制権を確保する意思を明確にし、対抗姿勢を示した。
◇2日連続で軍事施設を空爆…「ゲシュム島に砲弾が着弾」
米中央軍(CENTCOM)は同日、X(旧ツイッター)で「米東部時間午後5時、ホルムズ海峡を自由に航行する民間船員や商船を攻撃するイランの能力をさらに低下させるため、追加空爆を開始した」と発表した。さらに「軍統帥権者がイラン軍に責任を負わせるための空爆を命じた」と付け加えた。
これに先立ち、インターネットメディア「アクシオス(Axios)」のバラク・ラビッド記者は同日、Xで政府当局者の話として、「(米軍が)約1時間前、イランのミサイルおよび防空システムに複数回の攻撃を実施した」とし、「海峡周辺に展開していたイスラム革命防衛隊(IRGC)の小型船舶も攻撃した」と伝えた。
米軍がイランの軍事目標を攻撃したのは前日に続き2日連続となる。この記事のX投稿時刻から判断すると、この日の空爆開始は中央軍の公式発表より早い米東部時間午前11時20分ごろだった可能性もある。
イラン当局者も国営IRNA通信に対し、「ゲシュム島に敵の砲弾10~11発が着弾した」とし、「今回の攻撃対象は軍事施設であり、人的被害は発生していない」と述べた。
◇トランプ氏「邪悪で正気を失った者たち」
これに先立ち、トランプ大統領は同日、NBCとCNNの電話インタビューで「われわれは昨夜、彼らを非常に強力に攻撃した」とし、「ホルムズ海峡は開かれている」と語った。
トランプ大統領が言及した攻撃は、前日に米中央軍がイランの航空・地上監視レーダーやミサイル・ドローン関連施設などを空爆したことを指す。米軍は前日午後7時15分、イランがホルムズ海峡を航行していたキプロス船籍のコンテナ船を攻撃したことへの対応として、イラン軍施設への空爆を実施した。
トランプ大統領は、米軍の空爆を招いたイランによる商船攻撃を厳しく批判した。同氏は「われわれは彼らと最後の協議を行った。彼らは昨日、合意に同意し、それはわれわれにとって完璧な合意だった」とし、「彼らはすべてを手放し、その後会議場を出たが、1時間もたたないうちにドローンを発射し、艦船を出撃させた」と主張した。
さらに「だから私は『あなたたちは正気を失った。狂っている』と言った」と述べた。今回の空爆はイランによる民間船舶攻撃への対抗措置だったことを強調した発言と受け止められている。
◇「ホルムズ海峡は数十発の原爆より重要」
イラン最高指導者モジタバ・ハメネイ師の側近とされるモフセン・レザイ軍事顧問は同日、「ホルムズ海峡は戦略的通路だ」とし、「これは数十発の原子爆弾よりも重要であり、イラン・イスラム共和国はこれを守り抜く」と述べた。
米国が国際原油価格急騰の直接的要因となるホルムズ海峡の航行の自由を強調する中、イランは海峡の統制権を引き続き主張する方針であることを明確にした。この日午前には、船舶の「違法航路通航」を理由に、ホルムズ海峡の全面封鎖を宣言した。
レザイ氏はさらに、2月28日に米国とイスラエルがイランを電撃空爆し、アリ・ハメネイ師が爆死したことについて、「イラン国民の感情が攻撃され、彼らはわれわれの父を殺した」と述べ、米国とイスラエルへの敵意をあらわにした。
これに関連し、イランの強硬保守系メディア「ハムシャリ」は前日、新たな最高指導者モジタバ師が父親の葬儀後に「すべての殉教者の純血の血に対する復讐(ふくしゅう)を誓う」との書面メッセージを発表した直後、報復対象とみられる13人の名前を公表した。公表された13人には、トランプ米大統領やイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相のほか、フランスのエマニュエル・マクロン大統領など欧州主要国の首脳も含まれている。
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