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<北中米W杯>トランプ大統領の電話でエース出場停止が覆った米国サッカー、1-4の大敗で敗退…ベルギーが正義果たす

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

トランプ米大統領のいわゆる「電話圧力」援護も効果はなかった。むしろ団結したベルギーが7日(日本時間)、北中米W杯16強戦で米国を4-1で退けた。試合後に勝利を祝うベルギーの選手たち。[AP=聯合ニュース]

「これも覆してみろ」。

ベルギー代表のソーシャルメディアが7日、FWロメル・ルカクの写真と共に載せた挑発的な言葉だ。ルカクはこの日、米シアトル競技場で行われた北中米ワールドカップ(W杯)16強戦、米国戦の後半追加時間にゴールを決め、試合のスコアを4-1とした。チームメートと集まって両手を振るダンスパフォーマンスも続いた。トランプ米大統領が遊説中に見せたダンスを真似たのだ。米国選手フォラリン・バログン(モナコ)の退場懲戒を覆したトランプ大統領と国際サッカー連盟(FIFA)に対する嘲弄だった。ベルギー代表のソーシャルメディアは「これはサッカーでなくフットボール」という一言も残した。


米国代表の主軸FWバログンは32強戦で退場になった。にもかかわらずFIFA懲戒委員会は1試合出場停止執行を1年間猶予することを突然決定し、バログンは今回の16強戦に出場した。トランプ大統領が国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長に自ら電話をかけ、懲戒の見直しを要請した結果だ。トランプ大統領はその一方で「FIFAの最終決定は私と関係ない」と一線を画し、同時に「ベルギーが(バログン抜きで)勝てば、2020年の大統領選のように操作されたと主張するつもりだ」という陰謀説まで付け加えた。


ウォールストリートジャーナル(WSJ)によると、懲戒撤回の過程にはラトニック商務長官が主導した米国政府レベルの組織的対応があった。WSJは「W杯96年の歴史上、最も大胆な計画の一つ」と評した。

前例のない懲戒猶予に全世界のサッカー界が憤りを表した。元イングランド代表のウェイン・ルーニーは「インファンティーノは恥を知るべき。サッカーの公正性が疑われている」と指摘した。欧州サッカー連盟は「FIFAがレッドラインを越えた」と批判した。

トランプ大統領はレッドカードを覆したが、競技の結果は覆すことができなかった。米国が勝利しても「不公正な勝利」というレッテルが付く状況だったが、結果は3ゴール差の完敗だった。バログンはフル出場したが、インパクトはなかった。

スカイスポーツとNBCはむしろ「トランプとFIFAの介入がベルギー選手には強いモチベーションとなった」と分析した。ベルギーは団結して正義を果たした。デケテラーレ(アタランタ)が前半9分に先制ゴールを決め、後半33分にはヘディングゴールで2-1とした。後半12分には米国のGKマット・フリーズの致命的なミスを逃さず、ハンス・ファナーケンが追加ゴールを決めた。終了直前にはルカクがダメ押しゴールで米国を沈めた。

先制ゴールをアシストしたニコラス・ラスキンは「人生のどこかにいつも正義が存在すると考える。我々のメッセージを伝えるには必ず勝たなければならなかった」と語った。

ベルギー代表のリュディ・ガルシア監督は世界が背を向けたフォラリン・バログンをむしろかばった。ベルギーは11日、スペインと準決勝進出をかけて対戦する。カナダ、メキシコに続いて最後まで残っていた開催国の米国も敗退した。

サッカーファンはSNSに「トランプが16強戦の再試合を要請しようとFIFAにまた電話をかけているはず」などと投稿しながら米大統領をからかった。元米国代表のアレクシー・ララスFOXスポーツ解説委員は「FIFAの決定で米国が世界と相手に戦わなければいけない構図になった。世界の支持と好感がすべて消えた」と指摘した。

米国はW杯開催を成功させながら高い評価を受けていたが、トランプ大統領の電話1本が冷や水を浴びせた。ジ・アスレチックは「トランプ大統領が起こした問題と米国の惨敗がインファンティーノのW杯史に汚点を残した」と伝えた。



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