4日、ソウル市内のある大学の就職情報掲示板。[聯合ニュース]
若者の雇用問題が、下半期の経済・雇用政策における最大の懸案に浮上している。具潤哲(ク・ユンチョル)経済副首相兼企画財政部長官が「若者の雇用改善を最優先課題として取り組む」と言及するほど、状況は厳しい。若者層は、雇用が減る一方、高賃金は一部の大企業に集中し、より良い仕事へ移るための道も閉ざされるという「三重苦」に直面している。
根本的な問題は、仕事の数自体が減っていることだ。5日、韓国開発研究院(KDI)によると、経済成長率に対する就業者数の増加率を示す雇用弾性値は、8年ぶりの低水準に落ち込んだ。KDIは経済見通しで、今年の就業者数が17万人増加すると予測した。これは、昨年の就業者数2876万9000人から0.6%増えるにとどまる水準だ。これをKDIが予測した今年の経済成長率2.5%で割ると、雇用弾性値の推計値は0.24となり、2018年以来の最低水準となる。一言で言えば、経済は成長しているものの、雇用はそれに見合うほど増えていないということだ。
雇用減少の影響は、若者層により大きく表れている。今年に入り、5カ月連続で就業者数が減少した年齢層は、15~29歳の若者層だけだった。特に、若者に人気の大企業の雇用が大幅に減少した。CXO研究所によると、昨年、韓国国内の大企業雇用の40%を占める4大グループ、サムスン・SK・現代自動車・LGの従業員数は、1年間で1万2300人減少した。グループ別では、サムスンが931人、現代自動車が2395人、SKが3699人、LGが5370人減少した。若者が希望する良質な仕事に就くための門が、さらに狭くなっているということだ。
建国(コングク)大学経営学科のユン・ドンヨル教授は「若者の雇用問題は、『雇用なき成長』に人工知能(AI)への転換まで重なり、さらに深刻化している」とし、「大企業や若者に人気の職種を中心に採用が冷え込む中、体感失業も拡大している」と分析した。
一部では、若者が地方や中小企業への就職を避けていることが問題だとの声もある。しかし、若者の大企業志向を、単なる好みの問題とだけ見るのは難しい。大企業と中小企業の賃金格差が依然として大きいうえ、その格差が容易には埋められないほど広がっているためだ。
韓国「異常な就職難」…中小企業の採用1人に1800人が殺到(2)
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