1989年6月6日(現地時間)と、テヘランで執り行われたアヤトラ・ルーホッラー・ホメイニ元最高指導者の葬儀で弔問客が棺に手を触れようとしている。[AFP=聯合ニュース]
2020年に米軍の空爆で死亡したガセム・ソレイマニ元IRGC(革命防衛隊)コッズ部隊司令官(1957~2020)の葬儀でも故郷ケルマンで圧死事故が発生し、少なくとも56人が死亡、200人以上が負傷して葬儀日程が延期された。
葬儀を目前に控え、政権内部の亀裂も露呈している。先月28日にハメネイ師が死去したテヘランの現場近くに設けられた追悼空間が強硬派のデモ隊に占拠されたという現地報道もあった。当時、白い装束を着た強硬派の活動家らは「殺害された指導者の血の復讐をするべきだ」と主張しながら3日間の座り込みを行い、米国との交渉に反対するスローガンを叫んだ。運営陣は追悼スペースが祈祷と哀悼の場からデモ隊が集まる空間に変わる懸念があるとして閉鎖を決定した。
イラン・インターナショナルなどの現地メディアはこれを「2つの忠誠派勢力間の葛藤」とみている。イラン政府は今回の葬儀をモジタバ師体制で初めての国家行事、そして国民の統合と権力継承を誇示する象徴的な場にしようとしている。その一方で、超強硬派はハメネイ師の死を米国との交渉中断や報復を要求するための政治的圧力手段として活用している。
実際、ペゼシュキアン大統領は2日、葬儀を控えて発表したメッセージの中で「ハメネイ師の死は終わりでなく、連帯と団結の新たな始まりだ」とし「大規模な葬列は、テロや暴力に立ち向かうイラン国民の団結を世界に示すことになるだろう」と強調した。
モジタバ師が葬儀に姿を現すかどうかも注目される。モジタバ師はイスラエルによる標的空爆の後、これまで公の場にほとんど姿を現さず、死亡説や健康不安説などが浮上していた。
ただ、葬儀の規模とは別に、イランの国際的な孤立は依然として変わらないという評価も出ている。「主要強大国のうち首脳級の人物を派遣する国がない」(FOXニュース)という理由からだ。中国とインドは閣僚級以下の代表団を、パキスタンやアフガニスタンなど周辺国は相対的に高位級の代表団を派遣する予定だ。
「21世紀最も重要な行事」…ハメネイ師の葬儀に「オールイン」するイランの思惑(1)
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