サムスン電子・SKハイニックス。聯合ニュース
すでに多くの論説で指摘されているように、オランダでは1959年に北海で大規模天然ガス田が発見されたことを契機に、ガス輸出と外貨流入が急増し、インフレや賃金上昇、ギルダー高を招き、さらには製造業の衰退や雇用減少につながって「オランダ病」と呼ばれる現象へと発展した。一方、1970年代に北海で油田が発見されたノルウェーは、この教訓を生かし、莫大な石油収入を政府系ファンドとして積み立て、その多くを海外へ投資することで、現在と将来の世代がその恩恵を分かち合える仕組みを整えた。このファンドは現在も約2兆ドル規模を誇る世界最大の政府系ファンドとなっている。今日のノルウェーの繁栄は石油そのものではなく、石油収入をどう扱ったかに由来している。英国でも1980年代に北海油田の収入が大幅に増加した際、マーガレット・サッチャー政権は減税や財政支出、産業構造改革の費用に充てた。その結果、ポンド高が進み、製造業の競争力が失われ、産業革命発祥の地である英国では製造業の衰退と金融中心のサービス経済への移行が加速した。
今年のサムスン電子とSKハイニックスの営業利益を合わせると600兆ウォン(約63兆円)を超えるとの見通しが出ている。来年、再来年にはそれぞれ800兆ウォン、1000兆ウォンを超えるとの予測もある。前例のない規模だ。HBM需要が爆発的に増え始めた2024年でも、両社の営業利益の合計は約56兆ウォン、昨年は約90兆ウォンだった。AI投資ブーム、米国の対中技術・貿易制裁、両社の投資と革新の成果、そして国家による支援が重なり、熱帯のスコールのような爆発的な利益が突然降り注いでいるのだ。しかし、この幸運の大雨が長く続くことはないだろう。この機会を国家の未来のためにどう生かすかについて、今こそ国民が知恵を集めるべき時だ。
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