資料写真[Pixabay]
釣り船「スンリョン号」によると、先月30日午後8時30分ごろ、済州市涯月邑の沖合で乗客がヤリイカ釣りを体験していたところ、漁船の周囲を泳ぐジンベエザメ1頭が見つかった。
当時撮影された映像には、ジンベエザメ特有の平たい頭部と大きな口、体全体を覆う鮮明な白い斑点模様がはっきりと映っており、漁船の下をゆったりと泳ぐ姿に乗客から歓声が上がった。
専門家が映像を分析した結果、ジンベエザメであることを確認し、体長は約3~4メートルの幼魚と推定された。
最大で10メートル以上に成長するジンベエザメは、主に熱帯、亜熱帯、温帯海域に生息する回遊性の魚類だ。
巨体ではあるが、プランクトンや小魚をろ過して食べる「ろ過摂食性」の魚類で、人を襲うことはない。
現在は国際自然保護連合(IUCN)により絶滅危惧種に指定され、世界的な保護対象となっている。
韓国近海では海水温が上昇する夏季にまれに目撃される。済州では2012年に定置網で2頭が捕獲されたことがあり、2015年と2017年には海岸で死骸が発見されたこともある。
済州大学海洋科学大学のキム・ビョンヨプ教授は、「ジンベエザメは長距離を回遊する特性を持つ」とした上で、「済州近海でこのような亜熱帯性海洋生物の出現が増えているのは、気候変動に伴う海水温の上昇と、それによって形成された豊かな食物連鎖の影響と考えられる」と説明した。
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