習近平中国国家主席(左)と金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮国務委員長が6月8日、平壌(ピョンヤン)で開かれた首脳会談に先立ち記念撮影している。労働新聞、ニュース1
6月8~9日に行われた習主席の訪朝を機に、社会主義と伝統的な血盟関係を強調し、両国関係の格上げを宣言した後、金委員長は中国との関係強化に一段と力を注いでいる様子だ。「国家発展」を重視する金委員長にとって、重点事業である「地方発展20×10政策」(毎年20の郡に近代的な工業工場を建設し、10年以内に地方・農村の生活水準を向上させる構想)や、元山葛麻(ウォンサン・カルマ)海岸観光地区を軸とする観光産業を成功させるには、中国の支援が不可欠との認識が反映されているとの見方が出ている。
金委員長は1日付の労働新聞を通じて公開した祝電で、「両国人民共通の財富である朝中友好協力関係を時代の要請に合わせて引き続き昇華・発展させていく用意がある」と述べた。
さらに、中国共産党創建105周年を祝うとともに、「共産党がなければ新しい中国もないということは、中国人民が長い歳月にわたり党とともに歩む中で体得した真理だ」とし、「長い歴史的な根を持ち、社会主義を核心とする朝中友好関係を絶えず強化・発展させていくことは、わが党と政府の確固不動たる立場だ」と強調した。
その上で、「朝中関係の絶対的な優位性は党の指導によって確固として担保されている」とし、「私は習近平総書記とともに、両党共通の事業である社会主義をさらに輝かせ、両国人民共通の財富である朝中友好協力関係を時代の要請に合わせて引き続き昇華・発展させていく用意がある」と付け加えた。
これは朝中首脳会談に続き、両国共通の理念である社会主義と伝統的な血盟関係を改めて強調したものとみられる。米中戦略競争を背景とする陣営対立の中で、韓米日を牽制(けんせい)する陣営の一角としての立場を固める一方、中国から経済発展に必要な全方位的な協力を引き出そうとする狙いがあると分析されている。
また、金委員長は「先ごろ行われた平壌での会談は、われわれの同志的友情と信頼をさらに深め、両国における社会主義建設と伝統的な親善関係をより力強く牽引していこうとする揺るぎない意志を改めて確認した歴史的な機会だった」と述べ、その成果を強調した。
韓国統一研究院のチョン・ユソク研究委員は、「北朝鮮は自国に有利に形成された戦略的な国際環境を最大限活用している」とし、「約1400キロに及ぶ国境を接する中国との協力は、経済目標達成に直結する原材料や資材の調達とも結び付いているため、当面は中国との密着を続けるだろう」と指摘した。
金委員長が中国共産党創建記念日に合わせて習主席へ祝電を送るのは、創建100周年だった2021年以来5年ぶりとなる。労働新聞は同日、平壌の中国大使館で開かれた中国共産党創建105周年記念レセプションについても2面で大きく取り上げた。
中国の王亜軍・駐北朝鮮大使は演説で、朝中両国首脳が緊密な戦略的意思疎通を維持してきたことを強調するとともに、戦略的意思疎通や党・国家運営の経験交流をさらに深め、朝中関係の安定的な発展を導くとの考えを示した。これに対し、金聖南(キム・ソンナム)朝鮮労働党国際書記は、先月の平壌(ピョンヤン)首脳会談で両国首脳が伝統的な朝中関係を「最も強固で戦略的な社会主義国家間の模範的関係」に発展させる意思を確認したと応じた。
この日の行事には、金委員長の最側近であり、最近最高人民会議常任委員長から労働党組織書記に異動した趙甬元(チョ・ヨンウォン)党組織指導部長も出席し、重要性を印象付けた。
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