22日、フランスのパリで猛暑の中で若者がサンマルタン運河に橋から飛び込んでいる。[写真 AFP=聯合ニュース]
ロイター通信は23日、「猛暑で欧州全域の気温が上がり企業が労働者を保護すると同時に業務を維持するために奮闘している」と報道した。現在欧州は北アフリカのサハラ砂漠から流入した熱い空気が上空に停滞して発生したヒートドーム現象により記録的な猛暑に苦しめられている。フランス、スペイン、英国、ドイツなど欧州の主要国では猛暑の影響で列車の運行が取り消され、学校の授業に支障が出るなどの問題が相次いでいる。
ドイツの大手物流企業DHLは11万1000人以上の郵便労働者が猛暑の中でも配達業務を継続できるよう再使用可能なクーリングタオルと携帯冷却器、紫外線対策用品などの暑さ対策用品を支給した。DHL関係者はロイター通信に「深刻な高温は肉体労働従事者に大きな負担を与える。従業員に十分な水分摂取と紫外線遮断材使用、そしてできるだけ日陰で休息を取るよう勧告している」と話した。
欧州2位の製鉄会社ティッセンクルップスチールは作業場の温度が摂氏45度以上まで上がる高炉(溶鉱炉)と製鋼・熱延工場の労働者に追加で水と果物を提供している。欧州最大のエネルギーネットワーク運営業者E.ONもやはり暑さを避けられるよう社内に休憩場所を設置した。ロイター通信は「建設業者は1日のうち最も蒸し暑い時間を避けて勤務開始と終了自国を繰り上げており、流通会社は扇風機と移動式エアコン需要の急増に対応するのに忙しい状況」と伝えた。
一部ではワールドカップで選手らに適用されるのと同じ「クーリングブレーキ」を作業現場にも導入すべきという声が出ている。国際サッカー連盟(FIFA)は今大会で暑さから選手の健康を守るため前半と後半にそれぞれ3分間の「ハイドレーションブレーク」を義務化した。
欧州に約4500万人の組合員を持つ欧州労組総連盟(ETUC)は25日、「今回のW杯で実施しているクーリングブレークを通じて猛暑が労働者に招く危険とこれを軽減する安全措置の必要性が浮上している。建設労働者や農産物収穫労働者、バスドライバーらが暑さから回復するには3分よりはるかに長い時間が必要だが、これは変化する気候に合わせて業務方式をどのように調整できるのかを見せる良い事例」と話した。その上で欧州連合(EU)レベルの対策が必要だと強調した。
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