北朝鮮の最新鋭5000トン級駆逐艦「崔賢」が23日に就役式のため南浦港に停泊している。[写真 労働新聞=ニュース1]
労働新聞は24日、金委員長が前日に南浦(ナムポ)港で行われた崔賢の就役式に参加し演説したと報道した。
金日成(キム・イルソン)主席の最側近軍事参謀で崔竜海(チェ・ヨンヘ)元最高人民会議常任委員長の父親であるパルチザン崔賢の名前から命名された崔賢が昨年4月の建造から1年余り過ぎて実戦配備されたのだ。北朝鮮は3~4月に崔賢から戦略巡航ミサイルと艦対艦ミサイルを試験発射し艦艇の作戦運用評価を進めた。
金委員長はこの日の演説で「わが国の海軍が沿岸防御の武力として存在していた時期は、今や厳然たる過去になった。海軍は、戦略的手段を備えた軍種にしっかりと成長しており、海軍の核武装化はその道程を正確に歩んでいる」と強調した。
続けて「が国の海軍の戦闘力は想像を絶する驚異的なものになるだろう」と指摘し、「強力かつ信頼できる核戦争抑止力をさらに確実なものにすることで、わが国家の核武力の多角的で効果的な運用を実現し、海上防衛と戦争抑止のための軍事活動で主導権を確固と握ることができるようにする極めて重要な戦略的過程」と海軍力増強に意味を付与した。
北朝鮮が崔賢就役を核武装化と関連付けて強調したのは、海上から戦術核を土台にした「第2撃能力」を確保したと主張する意図とみられる。実際に崔賢に武装した巡航ミサイルには北朝鮮が戦術核弾頭だと主張する「火山31」を搭載できる。
韓国国防安全保障フォーラムのシン・ジョンウ事務総長は「就役式の写真で小さな垂直発射管がとらえられたことから推定すると試験評価過程で公開した既存の短距離艦隊地弾道ミサイルから戦術核弾頭搭載が可能な巡航ミサイルに変更されたとみられる」と指摘した。
金委員長は海軍力追加増強計画も強調した。「5カ年計画期間に1万トン級巡洋艦を含め『崔賢』級以上の水上艦を毎年2隻ずつ建造し、護衛艦と特殊用途艦船の建造、水中兵器システムの開発・生産をはじめ、海軍戦力建設に関する諸計画を正確に実行しなければならない」としながらだ。
海軍基地新設と関連しては、崔賢のような大型戦闘艦を係留する基地がないと指摘し、「幸せな悩みごとが生じた」とも表現した。これと関連し、金委員長は「今や近代的な海軍基地の建設が差し迫った必須不可欠の課題となった」としながら20~22日に開いた労働党総会で決めた海軍艦隊基地建設計画を改めて強調した。
また、昨年の進水式中に座礁し3週間修理を進めた後昨年6月に進水した5000トン級2号駆逐艦「姜健(カン・ゴン)」も近く作戦に投じると明らかにした。「続いて1万トン級戦略艦船も相次いで海に進水するつもり」としながらだ。
趙春竜(チョ・チュンリョン)労働党秘書は就役式で、崔賢が各種武装システムの性能と戦闘適用性、全般的作戦遂行能力に対する評価と試射、統合運用試験と機動能力総合評価のための試験航海、軍人検査員の認証などを成功裏に終えたと報告した。同紙によると、金委員長は崔賢を引き渡される将兵に自分の名が入った双眼鏡をプレゼントし記念写真を撮影して激励した。
統一研究院の呉庚燮(オ・ギョンソプ)先任研究委員は「国際社会が中東に関心を集中している状況を活用し最大限速やかに海軍核武装化を完成しようとする姿。特に弱いという評価を受けてきた海軍力の強化を通じ韓半島(朝鮮半島)だけでなく域内安全保障状況を主導するという意志を表わした側面もあるだろう」と説明した。
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