中国を訪問中の韓国の金民錫(キム・ミンソク)首相が23日、中国・大連の棒棰島ホテルで中国の李強首相と会談し、握手している。[写真 韓国国務総理室]
両首相はそろって両国間交流の拡大を強調した。金首相は冒頭発言で、「政治分野だけでなく、経済、文化、青年交流においても一段高いレベルの交流を行うべきだ」とし、「今日の会談は今後も続いていくべき政治的な会合の一つの橋渡しになる」と述べた。また、11月中旬に中国・深圳で開催されるアジア太平洋経済協力(APEC)会議に言及し、「世界の模範となる素晴らしいAPECになることを期待している」と語った。
さらに会談では、「南北対話および朝米対話の環境が整うよう、中国が役割を果たしてほしい」とし、「最近訪朝するなど北朝鮮と良好な関係を維持している習主席をはじめとする中国指導部が、韓半島(朝鮮半島)問題で役割を果たしてくれることを期待している」と述べた。
これに対し李首相は、「相互の信頼を深め、協力の幅と深さを引き続き拡大していく用意がある」と応じた。また、「互いの核心的利益と重要な懸念を尊重しよく考えながら、平等と互恵を堅持し、協力の幅と深さを持続的に拡大していきたい」と述べたと、中国国営新華社通信が伝えた。
「互いの核心的利益と重要な懸念」という表現は、2016年に黄教安(ファン・ギョアン)首相と李克強首相が北京で会談した際、中国側が用いた表現だ。北朝鮮の核問題と両岸(中国と台湾)問題に対する韓中両国の懸念を間接的に表現したものと解釈されている。
韓国側は先週ソウルで開かれた局長級協議で、北朝鮮の核保有を容認するかのような中国の最近の動きに懸念を伝えるとともに、「一つの中国」原則を尊重する立場に変わりがないことを改めて確認した。
金首相は大連夏季ダボス会議出席のため22日に北京入りした。前日に中国企業関係者との懇談会を行ったのに続き、この日は自身が修士号を取得した清華大学や中関村国家自主創新展示館を訪問した後、大連へ移動した。金首相は24日、ダボス会議開幕式への出席、特別セッションでの演説、安重根(アン・ジュングン)義士が亡くなった旅順監獄の視察などの日程を終えた後、帰国する予定だ。
韓国首相による夏季ダボス会議への出席は、2016年の黄教安首相以来10年ぶりとなる。当時、黄首相は李克強首相だけでなく習近平主席とも会談し、韓半島の非核化や高高度防衛ミサイル(THAAD)配備問題について協議した。
2019年には李洛淵(イ・ナギョン)首相が博鰲(ボアオ)フォーラムに出席し、李克強首相と会談した。続いて2023年9月には韓悳洙(ハン・ドクス)首相が杭州アジア大会開幕式への出席を機に中国を訪問し、習主席と会談した。
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