北朝鮮の金正恩国務委員長が20日から22日まで開かれた労働党中央委員会第9期第2回総会拡大会議で発言している。[写真 労働新聞=ニュース1]
また、金委員長は「韓国を最も敵対的な国家に公認したわが党の対敵闘争原則を堅持すべきである」とし、韓国に対する敵対政策基調を改めて強調した。その上で「党中央軍事委員会の4月4日の決定に従って行われる1万トン級の戦略誘導弾巡洋艦の建造に拍車をかけ、現在推進中の南部国境要塞化工事を質的に完結し、海軍艦隊に新しい基地を建設」しなければならないという指示した。
「韓国が核武装に出た」という形の恣意的な解釈を掲げて、核・ミサイル能力だけでなく、陸上・海上戦力強化と関連した一連の軍事的措置を加速化する口実とする姿だ。
核武力と関連しても金委員長は「
威力ある国防資産を一層増やす活動を引き続き滞りなく、徹頭徹尾われわれの方式で、世界を圧倒できる水準を目標にして強力に実行すべき。核戦力を絶えず拡大、強化し、核保有国の地位を確実に行使する」と強調した。その上で「より膨大で革新的かつ鼓舞的な計画が加速的に実行されるであろう」と付け加えた。
金委員長が国境要塞化工事の質的完工に言及したことをめぐり韓国軍内外ではMDL北側非武装地帯(DMZ)を軍事的に掌握しようとする構想を示したのではないかとの分析が出ている。実際に金委員長は5月に全軍師団長旅団長会議を招集し「南部の国境線を守っている第1線部隊を強化し、国境線を難攻不落の要塞につくるべきだというわが党の領土防衛政策」を強調した。
◇最側近の趙甬元氏、党組織秘書に復帰
金委員長は主要幹部も大挙入れ替えた。軍幹部を不正腐敗容疑で法機関に渡したのに続き北朝鮮の権力の核心である労働党組織指導部の責任者を任命から4カ月で交代するカードまで持ち出した。
新聞によると、2月の第9回党大会で党組織部長と組織秘書に任命された金才竜(キム・ジェリョン)氏はすべての職務から一括解任された。新たな組織担当では金委員長の最側近とされる趙甬元(チョ・ヨンウォン)最高人民会議常任委員長が任命された。
彼は3月の最高人民会議を通じ、国会に当たる最高人民会議の常任委員長と国務委員会第1副委員長に上がったが約3カ月で党の組織事業を総括する責任者に復帰することになった。また、新聞によると韓光相(ハン・グァンサン)軽工業部長も党中央委員会部長から更迭され、新軽工業部長にはイ・ホリム氏が任命されたと伝えた。
専門家の間では今回の人事をめぐり、金委員長が強調する党規律確立や不正腐敗清算基調と関連しているのではないかとの分析が出ている。これと関連し、新聞はこの日異例にも軍内政治(党)事業を担当するパク・ヒチョル人民軍総政治局組織副局長(少将)が不正腐敗容疑で立件されたと明らかにした。
統一研究院のホン・ミン先任研究委員は「長く組織秘書を担当し掌握力が優れた趙甬元を通じて組織統制力を確保し主要推進課題に力を与えるという意志が反映された人事。軽工業部長(消費財・人民生活連係)と総政治局組織副局長(軍に対する統制)交代が伴った点は経済(人民生活)と軍政治統制関連実務陣を再整備したという意味がある」と指摘した。
金正恩委員長、韓国の原潜推進取り上げ「情勢極度に悪化…核武力強化しなければ」(1)
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