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猛暑を避けるところがない…シベリアにまで「強い熱ストレス」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

22日(現地時間)、フランス西部地域の薬局の気温掲示板が43度を表示している。 [AP=聯合ニュース]

世界的に熱ストレス(Heat Stress)の強度が急激に高まり、より多くの人口が危険な高温に露出していることが分かった。高緯度地域までが猛暑の影響圏に含まれることになったということだ。

欧州中期予報センター(ECMWF)の研究チームは1950年から2024年までの世界の熱ストレス変化を分析した結果を、国際学術誌「ネイチャー・クライメート・チェンジ」に22日(現地時間)発表した。


研究チームは気温や湿度、風などに基づき、一種の体感温度「普遍的な熱気候指数(UTCI)」を算出し、熱ストレスの変化を追跡した。▼32度以上は「強い熱ストレス」▼38度以上は「非常に強い熱ストレス」▼46度以上は「深刻な熱ストレス」段階に分類した。


分析の結果、深刻な熱ストレスを一日以上経験する比率が1970年代の16%から最近は22%に増えた。人口の増加を考慮すると、10億人ほどが以前に経験していなかった深刻な熱ストレスに露出しているということだ。

地域別にも過去には深刻な猛暑がなかった高緯度地域にまで熱ストレスが広がっている。真夏にも比較的涼しかった北欧やシベリアの一部の地域にまで体感温度32度以上の「強い熱ストレス」が及んでいる。最近深刻な猛暑に見舞われている南欧の場合、1970年代と比較して夏の最も暑い時期の熱ストレスが最大5度まで上昇した。

この研究の著者でありECMWFの科学者レベッカ・エマートン氏は「1970年代に比べて現在の熱ストレスはさらに深刻化し、発生頻度が高まり、持続期間も長くなった」とし「人口の増加だけでなく気候変動の影響で世界的により多くの人々が危険な高温に露出している」と話した。

◆夜間の熱ストレス急増…「気候脆弱階層の死亡リスク高まる」

熱ストレスは高温に露出しながら熱が蓄積される現象で、気象現象により死亡する最も多い原因の一つだ。

研究チームが注目したのは夜間の熱ストレスの急増だ。

分析の結果、毎年最も暑い10日間の最高体感温度は1970年代以降、10年ごとに0.27度ずつ上昇したのに対し、最も暑い夜10日間の最低体感温度は10年ごとに0.32度ずつ上がるなど、さらに急激に上昇した。夜の体感温度が20度以下に落ちない、いわゆる「熱帯夜現象」も世界的に増えている。

人体は昼に受けた熱を夜に冷ましてこそ回復するが、夜に温度が十分に下がらなければ心血管系が過負荷状態に置かれる。これは高齢者や基礎疾患がある人など気候変動に脆弱な人々の死亡率増加につながるおそれがある。

研究チームは「こうした変化は世界的に健康、生計、経済生産性により大きな脅威となっている」とし「直ちに緩和および適応措置が取られなければ、今後の数十年間に数十億人が危険な熱ストレス状況に直面する」と指摘した。



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