19日(現地時間)、英ウィガンで行われたメーカーフィールド補欠選挙で勝利した労働党のアンディ・バーナム氏が演説している。AP=聯合ニュース
今回のスターマー首相の辞任により、英国はブレグジット以降続く政治的不安定さを改めて露呈することになった。2016年のブレグジット国民投票の結果に責任を取って辞任したデービッド・キャメロン元首相を皮切りに、テリーザ・メイ氏、ボリス・ジョンソン氏、リズ・トラス氏、リシ・スナク氏、そしてキア・スターマー氏に続き、新たな首相が誕生することになる。特に直近4年間では、総選挙敗北ではなく与党内部の反発によって首相が退陣する事例が続き、今回で3例目となる。
次期首相候補としては、先週のメーカーフィールド補欠選挙で54.8%の得票率を獲得して圧勝し、下院に復帰したアンディ・バーナム氏(56)が有力視されている。バーナム氏はこの日、Xで「私はその過程の一員として自らを差し出す」と投稿し、事実上首相選への挑戦を表明した。バーナム氏の勝利は、労働党内の不満を噴出させる契機になったとの評価も出ている。「北部の王(King of the North)」の異名を持つバーナム氏は、グレーター・マンチェスター市長在任中に地域経済活性化や公共交通改革を推進し、知名度を高めた。地方分権拡大と政治改革を訴えてきた点も強みとされる。
ただし、誰が後任になったとしても、英国が直面する低成長、国家債務、公的サービス危機、移民問題、防衛費拡大の負担、さらにはブレグジット後のEUとの関係再構築といった構造的課題を短期間で解決することは容易ではないとの見方が出ている。米シンクタンクのブルッキングス研究所は「英国の政治危機は、ブレグジットや特定の首相の失敗によるものではなく、数十年にわたり蓄積されてきた政治・経済的不満の結果」と分析した。
「夫・父親としての役割に」…スターマー氏が涙の辞任、英国は10年で7人目の首相へ(1)
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