英国のキア・スターマー首相が22日(現地時間)、ロンドンのダウニング街10番地前で国民向け演説を行っている。AP=聯合ニュース
スターマー首相はこの日、ロンドンのダウニング街10番地前で行った国民向け演説で、労働党党首および首相職から退くと明らかにした。首相は「党が今問うているのは、私が次期総選挙を率いる最善の人物なのかということだ」とし、「労働党所属の議員たちの答えを明確に聞いた。その結果を謙虚に受け入れたい」と述べた。
労働党は7月9日から次期党首選出手続きに着手する予定だ。スターマー首相は「9月の議会再開前までに新たな労働党党首と首相が選出されるだろう」とし、後任が決まるまで首相職にとどまる考えを明らかにした。
スターマー首相は演説の終盤、家族について語りながら感情を高ぶらせる場面もあった。首相は声を震わせながら、「国で最も大きな職責を離れた後は、最も重要な職責である夫、そして父親としての役割に、より多くの時間を割きたい」とし、「順調な時も苦しい時も私のそばにいてくれた妻ビクトリアと、私の誇りであり喜びである子どもたちに感謝する」と述べた。演説後には目を赤くしながら妻とともに首相官邸へ戻った。
スターマー首相の側近中の側近とされるスティーブ・リード環境・食糧・農村地域相は、辞任発表直後にX(旧ツイッター)で「スターマー氏は崖っぷちに追い込まれていた労働党を再生させた」とし、「党を政権交代へ導いた指導者だ」と評価した。
英BBCやテレグラフなどによると、スターマー首相は先週末、首相公式別荘「チェッカーズ」で閣僚らと相次いで電話会談し、自身が首相職を続けられるかどうかを最終検討していた。側近は数日前まで首相が最後まで頑張りたいと主張していたが、週末に続いた党内関係者との対話の末、最終的に政治的現実を受け入れたと伝えた。
スターマー首相は2024年総選挙で労働党を圧勝に導き、14年ぶりの政権交代を実現した。しかしその後、景気減速や福祉改革をめぐる論争、財政圧力、移民問題、党内反発が重なり、政治的立場は急速に弱まった。この日時点のYouGov世論調査によると、2024年8月に36%だったスターマー首相の支持率は現在18%まで低下した。ここ数十年の英国首相としては最低水準の支持率だ。労働党支持率も総選挙後に約14ポイント下落した。ついには労働党内で少なくとも4人の閣僚が、公然と退陣日程の提示を求めるなど、圧力が強まっていた。
「夫・父親としての役割に」…スターマー氏が涙の辞任、英国は10年で7人目の首相へ(2)
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