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「少し使うだけだと言っていたのに…自分たちの事務所に入れない」 五輪公園封鎖で韓国スポーツ界が非常事態

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ソウル市蚕室(チャムシル)のオリンピック公園無断占拠デモが18日目を迎えた22日、ハンドボール競技場1~3番出入口前にデモ参加者が集まっている。ソン・ソンベ記者

ソウル市蚕室(チャムシル)のオリンピック公園ハンドボール競技場を封鎖するデモが長期化し、スポーツ団体への被害が拡大している。競技場に入居するスポーツ団体9団体と社団法人3団体の計12団体が出入り妨害の被害を受けており、算定可能な経済的損失だけでも100億ウォン(約10億円)規模に上る。選手の競技力低下による損失は算定すら不可能な水準だ。

22日、中央日報の取材に応じた金宰範(キム・ジェボム)大韓体育会競技力向上委員長は、「ドア一つだけでも開けてほしい」とし、「少し使って返すと言うから貸したのに、なぜ自分たちの家(スポーツ団体が使用している事務所)に入れなくするのか」と訴えた。


さらに、「種目別代表選手や指導者、職員、実業団チーム関係者だけでも9団体で2000人余りに達する。これに有望選手や家族、直接・間接的な影響圏にいる同好会会員や生活体育人口まで含めれば、少なくとも20万人がスポーツ行政まひによる被害に耐えている」と吐露した。


金委員長は2012年ロンドンオリンピック(五輪)柔道男子81キロ級金メダリストで、史上最年少グランドスラムを達成した立志伝中のスポーツ人だ。柳承敏(ユ・スンミン)大韓体育会長の就任後は、国家代表選手のトレーニングや競技力向上、行政支援など国家代表関連の実務を総括している。

金委員長は「集会や表現の自由は尊重されなければならない」としながらも、「スポーツ関係者の業務が事実上中断され、スポーツ行政がまひする状況は決して望ましいものではなく、放置してもならない。対話と協議を通じて一日も早く正常化策を講じなければならない」と述べた。

続けて「目前の9月に開かれるアジア大会を準備しなければならない競技種目の場合、出場準備や行政手続きが全くできなくなり深刻な打撃を受けている」とし、「スポーツ関係者に一日も早く職場を取り戻してあげたい」と強調した。

今月5日、デモ参加者から「TEMU警察」「下請け警察」「中国公安」などと「偽警察」扱いされて困難な状況に置かれたソウル警察庁第2機動隊所属のキム警正の妻キムさんも深刻な苦痛を訴えた。

キムさんは、侮辱、虚偽事実摘示による名誉毀損、公務執行妨害の容疑で夫を攻撃した被疑者3人(1人は特定済み、2人は身元不明)を告訴したのに続き、この日も追加の告訴状を提出した。この日午後、キムさんが告訴した被疑者は、スレッズ(Threads)などのSNS上でキム警正夫妻に対する二次加害を行ったアカウント所有者3人だ。

キムさんは「台湾でも中国公安が韓国警察を装ったというデマが広まり、海外メディアから取材要請まで来た」とし、「スレッズで見つけて削除した動画だけでも200本を超える」と語った。

さらに「憎悪を吐き出し、陰謀論を作り出して拡散する人々は日帝強占期の文化統治期に民族分断を招いた親日派と何ら変わらない」とし、「必ず自らの行動に責任を取らせる」と述べた。

この日のデモ現場では、野宿する若者以外の20~30代の姿が目に見えて減っていた。先週末の雨予報を受けてパレット(荷台)が大量に支援されたことについても、「テントですら違法なのに、パレットを敷けば違法な積載物をさらに増やすことになるのではないか」といった、デモ参加者自身による自省混じりの声も聞かれた。

さらに、全光焄(チョン・グァンフン)牧師率いるサラン(愛)第一教会を支持する極右キリスト教徒や、陰謀論を唱える不正選挙論者らがデモ現場を占拠するようになり、一般市民の足は遠のいている。

警察は、松坡区(ソンパグ)開票所関連の強要・業務妨害など5件、名誉毀損・侮辱など6件、公務執行妨害2件、暴行23件など計36件を捜査している。

ユ・ジェソン警察庁長官職務代行はこの日の定例記者懇談会で、「明白な違法行為については迅速に捜査し、厳正に対処する」と明らかにした。



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