フランス国立図書館(BnF)が公開したモーツァルトの未公開自筆ノートの原本。[写真 BnF]
今年2月、BnF音楽部のキュレーター、フランソワ・ピエール・ゴワ氏が、図書館の所蔵品だった作者不明の楽譜を調査していたところ、それがモーツァルトの筆跡であることに気付いた。その後、正式な鑑定を経て、この楽譜がモーツァルトの真筆であることが確認された。BnFは「フルートとハープのための作品のうち6曲は、楽譜が完全な形で残っている」とし、「これらの作品は今後、モーツァルトの作品目録に新たに追加される見通しだ」と説明した。
BnFは21日、リシュリュー館のオーバルホールでこれらの作品の世界初演を行った。演奏は、フランス放送フィルハーモニー管弦楽団の首席フルート奏者マチルド・カルデリーニ氏と、ハープ奏者ニコラ・テュリエ氏が担当した。22日には、「フランス・ミュジーク」のラジオ放送で未公開作品が公開される。
今回の発見は、モーツァルトのレッスン方法をうかがうことができるという点でも、音楽史的な意義は大きい。BnFは「練習課題の大半には、弟子とみられるマリー=ルイーズ・フィリピン・ド・ボニエール・ド・ギネ(1759~1795)の筆跡とモーツァルトの筆跡が入り交じっている」とし、「若き教師だったモーツァルトが日常的にどのような方法で教えていたのかを示している」と説明した。
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