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韓国国防部「『北朝鮮政権と北朝鮮軍はわれわれの敵』という立場に変わりない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2018年9月9日、北朝鮮平壌(ピョンヤン)で開かれた北朝鮮建国70周年記念閲兵式で、北朝鮮兵士らが金日成(キム・イルソン)主席の肖像画を掲げた車両を先頭に行進している。AP=聯合ニュース

韓国国防部が今年発刊予定の新しい国防白書でも、「北朝鮮政権と北朝鮮軍はわれわれの敵」という従来の表現を維持する可能性が高いことが分かった。

国防部は18日、「北朝鮮を敵と規定しない方向で検討しているとの報道は事実ではない」とし、「北朝鮮政権と北朝鮮軍がわれわれの敵だという立場に変わりはない」と明らかにした。


国防部は今年末ごろ、李在明(イ・ジェミョン)政権発足後初となる国防白書を発刊する予定だ。これに伴い、新政権の北朝鮮政策に合わせて「敵」という表現が削除される可能性が取り沙汰されていたが、国防部は従来の立場を維持する方向に重きを置いているという。


国防白書は韓国政府の国防政策の基本方針を盛り込んだ文書で、2年ごとに発刊される。現在の最新版は尹錫悦(ユン・ソクヨル)政府時代に発刊された『2022国防白書』で、『2024国防白書』は「12・3非常戒厳」事態の余波により発刊されなかった。

国防白書で北朝鮮を「主敵」または「敵」と規定する表現は、韓国政府の北朝鮮安全保障観を示す象徴的な指標と評価されている。

北朝鮮を主敵とする概念は1995年版国防白書で初めて明記され、2000年まで維持された。その後、盧武鉉(ノ・ムヒョン)政府時代の2004年からは「直接的な軍事的脅威」などの表現に置き換えられたが、李明博(イ・ミョンバク)政府では、哨戒艦「天安(チョナン)」沈没事件と延坪島(ヨンピョンド)砲撃事件を契機に、「北朝鮮政権と北朝鮮軍は敵」という表現が再び登場した。

文在寅(ムン・ジェイン)政府ではこの表現が削除されたが、尹錫悦政権が発刊した『2022国防白書』で6年ぶりに復活した。

国防部が表現維持に重きを置く背景には、最近の北朝鮮による対南敵対政策の強化があるとの分析が出ている。北朝鮮は南北関係を「敵対的な二つの国家関係」と規定し、韓国を「第一の敵対国」と位置付けている。

安圭伯(アン・ギュベク)国防部長官も昨年の国会人事聴聞会で、「国防部長官は対敵観と北朝鮮観を確固たるものにしなければならない」とし、「われわれの主敵は北朝鮮だ」と述べたことがある。

一方、統一部は北朝鮮政権と北朝鮮軍を敵と規定する表現に否定的な立場を示した。

統一部は国防白書作成の過程で、表現変更に関する意見を提出する方針だ。統一部当局者はこの日、「韓半島(朝鮮半島)における平和共存は李在明政権の確固たる政策目標」とし、「北朝鮮を主敵と規定したまま平和共存を追求することは難しい」と述べた。

さらに、盧武鉉政府と文在寅政府の時代にも北朝鮮を「主敵」または「敵」と規定していなかったとして、国防白書の表現もこうした政策方針を反映して検討されるべきだと説明した。

これにより、新たな国防白書の対北朝鮮表現をめぐり、国防部と統一部の立場の違いが表面化しており、今後の調整過程に関心が集まっている。



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