2000年10月、米カリフォルニア州パロアルトのペイパル本社で、ペイパル共同創業者ピーター・ティール氏(左)とイーロン・マスク氏がペイパルのロゴの前で記念撮影をしている。 [AP=聯合ニュース]
米ウォールストリートジャーナル(WSJ)は14日(現地時間)、スペースXの上場で巨額の利益を得た人たちを紹介した。
◆「マスク氏を信じた」…初期投資家にジャックポット
WSJによると、代表的な人物は今年83歳になるミューチュアルファンド(投資信託)マネージャーのロン・バロン氏だ。バロン氏はマスク氏の代表的な支持者として知られ、2017年にスペースXの企業価値が220億ドル(約3兆5000億円)水準だった当時から投資してきた。
特にマスク氏が2022年にX(旧ツイッター)の買収資金調達が難航していた際、バロン氏は私財3500万ドルを含めて計1億ドルを融資しながら支援したことでも有名だ。
先月基準でバロン氏が運用するファンド資産の30%はスペースX、19%はテスラに投資されていることが集計で分かった。
エヌビディアの成長の可能性をいち早く見抜いた投資家として知られるギャビン・ベイカー氏も挙げられる。ベイカー氏はフィデリティ・インベストメンツ在籍だった2015年、スペースXの投資誘致プロセスに参加した後、自ら投資会社を設立して株式を追加で保有した。
ヘッジファンドのダルサナ・キャピタル・パートナーズも2019年からスペースXに投資を続け、現在まで保有株を1株も売却していないという。WSJは同社の投資収益が100億ドルを上回る可能性があると分析した。
◆1株あたり2ドルから奇跡…職員らも資産家に
長期間にわたり会社を支えてきた従業員の成功事例も注目を集めている。
20年以上スペースXに籍を置いてきたグウィン・ショットウェル社長は会社の主要株主であり核心的な経営陣として、今回のナスダック上場を記念する開会ベル(オープニングベル)セレモニーにも出席した。
エンジニア出身のJ・アンドレ・ラヴォア氏(63)はスペースXの株価が1株あたり2ドルにもならなかった時代から株式を受けて保有し続けてきた。その後、株式分割によって株式の数が増えたうえ上場効果まで加わったことで、保有資産の価値は2800万ドルを超えた。
ラヴォア氏は「銀行に貯金したまま死にたくはない」とし、自身が居住するイタリアの村の暖房システムを改善するために資金を使いたいと明らかにした。
2022年に入社した船舶エンジニアのメリエリン・マスルマン氏(27)も2年間にわたり給与の10%を自社株買いに投資してきた。具体的な保有規模は公表しなかったものの、将来的に船舶修理会社を経営したいという計画を明らかにした。
◆大学・VCまで…静かな勝者
スペースX投資に参加した大学なども相当な利益を得たという。
マスク氏の長年の投資パートナーであるアントニオ・グラシアス氏と、彼が運営するバロー・エクイティ・パートナーズは今回の(ナスダック)上場を通じて莫大な評価益が生じた。
マスク氏と共にペイパルを創業したピーター・ティール氏が設立したベンチャーキャピタル、ファウンダーズ・ファンドは、スペースXの初期投資家の一つだ。シリコンバレーを代表するベンチャー投資会社のアンドリーセン・ホロウィッツ氏も、現在100億ドル規模のスペースX株を保有していると伝えられた。
大学の中ではノースカロライナ大学がファウンダーズ・ファンドに初期投資したことで、間接的にスペースXの株式を確保した。ワシントン大学も2018年にスペースXに投資していた。
ただ、両大学ともに上場前に株式の一部を売却し、新規上場による利益はやや減少した。
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