サッカー・ワールドカップでビール消費が増加している。ドイツのミュンヘンでW杯開幕戦を見る市民がビールを飲んでいる。[写真 EPA=聯合ニュース]
試合結果は予測しにくいが、ウォール街はすでにスタジアムの外の受恵株探しの真っ最中だ。ブルームバーグなど主要外信は14日、今大会で酒類、航空、放送関連株が注目されるだろうと予想した。最初に挙げられる業種は酒類だ。ファンらはスタジアムを訪れたり自宅や飲食店で試合を見ながら自然にビールを求めるためだ。ウォール街はバドワイザー、コロナ、ステラ・アルトワ、カスなどを保有するアンハイザー・ブッシュ・インベブを代表受恵株に選ぶ。
ABインベブは1-3月期の売り上げが前年同期比12%増加した153億ドルを記録し市場予想値を上回った。JPモルガンはW杯効果で販売が最大0.25%増えると予想する。ブラジルが優勝する場合、ABインベブが大株主であるブラジルのビール企業アンベブもやはり恩恵を得る可能性がある。
ライドシェアとフードデリバリーサービスを提供するウーバーも注目される。投資家が関心を持つポイントは単純な利用者数増加ではない。試合開始前後に特定地域に需要が集中しウーバーの「ダイナミックプライシング(弾力料金制)」が本格的に作動する可能性が大きいためだ。需要が集まる時間帯には料金が急騰する。
W杯開催都市が共通で抱えている課題は宿泊施設不足だ。ニューヨーク、ニュージャージー、マイアミなど人気開催地ではホテルだけで需要をまかなえないとの見通しが出ている。ウォール街がエアビーアンドビーに視線を注ぐ理由だ。エアビーアンドビーは大会期間中38万人以上が自社プラットフォームを通じ宿泊先を予約すると予想している。FIFAと協力した体験型観光商品も準備中だ。ウォール街のアナリストの平均目標株価は現在より約17%高い水準だ。
北中米3カ国共同開催はやはり航空会社に好材料だ。開催都市が米国、カナダ、メキシコの全域に分散しており、国際移動需要が大きく増えるためだ。今大会の公式航空会社であるアメリカン航空は開催都市16都市全体に直行便を運営している。
米放送局NBCを保有するコムキャストは米国内スペイン語中継権を活用しラテン系視聴者層を大規模攻略する計画だ。ウォール街は単純な視聴率より収益性改善効果に注目する。テレビ放送ネットワーク、テレムンドの広告売り上げ増加だけでなく、ストリーミングプラットフォームのピーコックの新規加入者確保と利用者滞留時間増加を期待しているためだ。ベンチマークリサーチのアナリスト、マシュー・ハリガン氏は現在24ドル水準であるコムキャストの株価に「買い」意見と44ドルの目標株価を提示した。
UFCとWWEを保有するTKOグループホールディングスは子会社オンロケーションを通じて今大会の公式ホスピタリティ事業を担う。ホスピタリティは単純な入場券販売でなく試合観覧と高級飲食品、専用ラウンジ、選手・レジェンドとの出会いなどを結合したプレミアムパッケージ事業だ。最近スポーツ産業で最も速く成長する分野のひとつに挙げられる。TKOは関連売り上げがすでに2022年のカタール大会での記録の2倍を超えたと明らかにした。ウォール街はW杯特需が最近調整を受けた株価の反騰の契機になれるか注目している。
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