ドナルド・トランプ米大統領が11日(現地時間)、ホワイトハウスでイラン戦争について言及している。トランプ大統領は14日、イランとの終戦案署名が行われる可能性に重きを置く一方、この日午前にレバノンを空爆したイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を激しく非難した。AFP=聯合ニュース
トランプ大統領は、イスラエルの空爆によって「(終戦合意案への)署名が数時間遅れた」としながらも、終戦合意が同日中に成立する可能性があるとの従来の見通しは維持した。
トランプ大統領はこの日、アクシオス(Axios)との電話インタビューで、イスラエルによるベイルート空爆に関する質問を受けると、「われわれが署名する1時間前だった」とし、「(ネタニヤフ氏が)なぜあんなろくでもない攻撃(f**king attack)をしなければならなかったのか、本当に腹が立つ」と語った。そして、「(空爆によって)状況が揺らいだ。今ごろ署名する予定だったのに、数時間後に(署名が)ずれ込んだ」と主張した。
トランプ大統領はこれに先立ち、自身のSNSでも「今朝のベイルートに対する(イスラエルの)攻撃は起きるべきではなかった」とし、「われわれがイランとの平和合意に極めて近づいた特別な日だけになおさらだ」と述べた。
さらに「イスラエルには脅威に対して自衛する権利があるが、それ(イスラエル)が対応した攻撃は非常に小規模で意味のないものであり、負傷者も出ていない」とし、「この重要な手続き(終戦合意)を妨げてはならない」と指摘した。
イスラエルは、レバノン内の親イラン武装組織ヒズボラが自国領空に無人機(ドローン)3機を侵入させたことを理由に、この日午前に空爆を実施した。この空爆により、少なくとも3人が死亡し、15人が負傷したとレバノンメディアは報じた。
この空爆について、イラン国会議長のモハンマド・バーゲル・ガリバフ氏はX(旧ツイッター)で、「シオニスト(イスラエル)によるダーヒエ侵攻は、米国が自らの約束を履行する意思がないか、あるいはその能力が不足していることを改めて明確に示した」とし、米国との交渉を続けることはできないとの考えを示した。
ガリバフ氏は続けて、「イスラエル政権に青信号を与えたところで、(イランから)いかなる譲歩も引き出すことはできない」とし、「『グッドコップ、バッドコップ(Good cop, Bad cop)』式の役割分担ごっこは時代遅れの手法だ」と述べた。そして、「もし米国に自ら結んだ約束を履行する意思と能力がないのであれば、今後の旅程(終戦交渉)を続けることについて論じること自体が不可能だ」と警告した。
ガリバフ氏の発言は、米国がイスラエルの軍事行動を黙認しながら、イランに譲歩を迫る、いわゆる「役割分担」戦術を取っているとの批判とみられる。イスラエルの空爆を米国の責任に転嫁し、交渉終盤での交渉力を高めようとする意図を含んでいる可能性もある。
実際、イランがこうした強硬姿勢を示した後、トランプ大統領はネタニヤフ首相を激しく非難し、「レバノンのいかなる場所に対しても、イスラエルの攻撃がこれ以上あってはならない」と投稿した。同時に、「ヒズボラを含む他のいかなる当事者もイスラエルをこれ以上攻撃してはならない」とし、「これは長く美しい平和の始まりとなり得る。(その機会を)台無しにしてはならない」と自制を呼びかけた。
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