韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領が14日(現地時間)、イタリア・ローマの聖パウロ大聖堂で開かれた「平和と連帯のための特別ミサ」で演説している。チョン・ミンギュ記者
李大統領は、聖パウロ大聖堂で開かれた「平和と連帯のための特別ミサ」の記念演説で、「韓国政府は昨年の発足以来、ビラ散布や対北朝鮮拡声器放送の中止をはじめとする先制的な緊張緩和措置を進めてきた」とし、このように語った。また、「吸収統一や一方的な体制競争を追求しないという点を明確にしている」としたうえで、「持続可能な平和体制を構築するためにも、できる限りの努力を尽くす考えだ」と述べた。
この記念演説は、前日に北朝鮮外務省が「韓国の政権担当者がかぶっていた『平和』の仮面を投げ捨てた」として李大統領を激しく非難した後に行われたものだ。10日に発表された韓国・欧州連合(EU)首脳会談の共同声明には、「北朝鮮とロシアによる違法な軍事協力を強く非難する」との表現が盛り込まれたが、北朝鮮はこれについて「明白な主権侵害であり、重大な敵対行為だ」と反発していた。
李大統領は演説で、北朝鮮の反発について特に言及することなく、15日に26周年を迎える「6・15南北共同宣言」の精神を継承していく考えを示した。李大統領は、「(6・15共同宣言は)長年の敵対と緊張を乗り越え、対話と協力の可能性を世界に知らしめた歴史的な転換点だった」とし、「私は今も、その希望の火種が生き続けていると確信している」と述べた。
特別ミサは、韓国人として初めて教皇庁聖職者省長官に任命された兪興植(ユ・フンシク)枢機卿が司式した。兪枢機卿は「対立より対話が、憎しみより和解が、恐れより信頼がより大きな力になり得ることを、大統領とともに世界に示す国になることを切に願う」と語った。
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