ドナルド・トランプ米大統領。[AP=聯合ニュース]
軍当局が出撃準備をすべて終えた状態で下された突然の決定であり、イスラエル側も事前には知らされていなかったと伝えられている。
11日(現地時間)、NBCやCNNなど海外メディアによると、米軍はトランプ大統領による空爆中止発表の約3時間後に予定されていた対イラン航空作戦に向け、万全の準備を整えていた。
当時、米軍は航空作戦計画の最終調整や攻撃用弾薬の搭載などを進め、大統領による最終的な出撃命令を待っている状態だった。
今回の作戦は、最近発生した米軍アパッチ攻撃ヘリコプター墜落事件への報復空爆の延長線上にあるもので、前日に実施された攻撃と同程度の規模だったと伝えられている。
これに先立ち、トランプ大統領は同日午前、自身のSNS「トゥルース・ソーシャル」を通じて、イランに対する大規模な軍事攻撃を公然と予告した。
トランプ大統領は「イランの海軍・空軍および防衛能力はすでに無力化された」としたうえで、「今夜、イランを非常に強力に攻撃する」と公言した。
さらに、イランの原油輸出の要衝であるカーグ島とガスインフラ拠点を掌握し、ベネズエラのように石油市場を完全に支配するとの強硬な威嚇まで付け加えた。
ただし軍関係者らは、トランプ大統領の発言とは異なり、カーグ島は実際の米軍の空爆目標リストには含まれていなかったと説明した。
しかしトランプ大統領は同日午後1時28分ごろ、SNSを通じて突如として空爆中止を宣言し、世界を驚かせた。
トランプ大統領は、イランの最高指導者級との協議が承認されたことを理由に挙げ、米国をはじめ、イスラエル、サウジアラビア、UAE(アラブ首長国連邦)、カタール、トルコなど主要な利害関係国が詳細な争点について合意したと主張した。
大統領がSNSを通じてわずか数時間で作戦方針を180度転換したことで、米軍内部では大きな衝撃と困惑が広がったとされる。
CNNは、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相がトランプ大統領から関連内容について事前にまったく知らされておらず、一方的な空爆中止の知らせを受けて大きな衝撃を受けたと報じた。
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