11日(現地時間)、ローマ大統領官邸で握手する李在明(イ・ジェミョン)大統領とマッタレッラ伊大統領 チョン・ミンギュ記者
李大統領は同日午前、ローマの大統領官邸で55分間ほど首脳会談を行った。この日の会談で両首脳は両国の貿易・投資協力を互恵的に発展させ、エネルギー安全保障とサプライチェーンの安定を図り、緊密に意思疎通して協力していくことで一致した。李大統領は共同記者発表で「両国間の協力をよりダイナミックに発展させるという意志を込め、両国関係を『特別戦略的パートナーシップ』に格上げすることで合意した」とし「これまで蓄積された信頼と絆、両国が共有する価値を土台に、共同繁栄に向けた新たな協力の章を開いていく」と明らかにした。
特に先端産業と科学技術分野の協力を拡大することにした。AI、先端バイオ、宇宙・海洋・航空、半導体・ディスプレーなど8つ分野の共同研究課題を支援している両国は「先端科学技術およびICT協力に関する覚書(MOU)」を締結し、量子産業、第6世代移動通信(6G)、先端バイオなど国家戦略技術分野のパートナーシップも高度化することにした。また両国は李大統領の今回の国賓訪問期間中に▼映画共同製作協定▼国立中央博物館とウフィツィ美術館のMOUなどを締結し、文化交流も広げる方針だ。
エネルギー安全保障とサプライチェーンの安定、韓半島(朝鮮半島)の平和など国際社会での協力も強化する。李大統領は「韓半島の平和共存と共同成長のための構想について説明し、マッタレッラ大統領はわが政府の対話と協力の意志を高く評価し、韓半島の平和と安定のために共に努力すると応えた」とし「両国は国際法と多国間協力を尊重するという共同の価値を基盤に、国連などの国際舞台でも協力の地平を広げていく」と述べた。両国はアフリカ発展需要に対する共同の認識を基づき、韓国・イタリア開発協力MOUを締結することにした。
李大統領の国賓訪問は2000年の金大中(キム・デジュン)元大統領以来26年ぶり。イタリア側は李大統領が搭乗した空軍1号機が領空に進入すると、戦闘機「ユーロファイター」2機を随伴させて護衛し、首脳会談の直前には李大統領の車両を騎馬隊が護衛するなど、国賓として礼遇した。李大統領は同日に公開された現地メディア「コリエーレ・デラ・セラ(Corriere della Sera)」のインタビューで、「韓国にとってイタリアとの関係強化は2国間関係を超え、欧州との戦略的協力を拡大する重要な意味を持つ」とし「韓国もインド太平洋地域でイタリアの核心パートナーとして積極的に協力する準備ができている」と話した。
李大統領は12日にはメローニ首相と首脳会談を行い、韓伊ビジネスラウンドテーブルのイベントにも出席する。ビジネスラウンドテーブルにはサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)会長やネイバーの崔秀妍(チェ・スヨン)代表らが出席し、両国企業間の協力拡大を模索する予定だ。
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