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「戦争拡大」を避けたいトランプ氏…「ヘリ撃墜」にも「やむを得ず対応しなければならない」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ドナルド・トランプ米国大統領が9日、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港でエアフォースワンに搭乗する前、記者団と言葉を交わしている。AP=聯合ニュース

ドナルド・トランプ米国大統領は9日、ホルムズ海峡上空で墜落した米軍のアパッチヘリコプターがイランによって撃墜されたものだとして、報復に乗り出す考えを明らかにした。ただし、トランプ大統領はイランの挑発に対する報復の必要性について「それにもかかわらず」という表現を用いた。これについて、交渉が進行する状況で、トランプ大統領が全面戦争を避けたい本音を示したとの見方が出ている。

トランプ大統領はこの日、自身のソーシャルメディアに「昨夜、ホルムズ海峡上空を巡回していた最新鋭のアパッチヘリコプター1機がイランによって撃墜されたとの報告をたった今受けた」とし、「該当のヘリには操縦士2人が搭乗していたが、2人とも無事で負傷もしていない」と投稿した。


トランプ大統領は続けて、「それにもかかわらず(Nevertheless)、米国はやむを得ず(of necessity)この攻撃に対応しなければならない」と述べた。


CNNはトランプ大統領のこうした反応について、「イランが降伏しなければイラン文明を破壊すると脅した以前の強硬な発言(bluster)とは程遠い反応だ」とし、「トランプ大統領はイランとの大規模な武力衝突に戻りたくないという姿勢を隠していない」と分析した。

イラン戦争が長期化する中、トランプ大統領は戦争初期に示していた強硬な発言を自制している。イランとの全面戦争を再開する条件についても、「米軍兵士の死亡」などに可能性を絞り込んだ状態だ。

同時に、レバノン国内の親イラン武装勢力ヒズボラとの交戦を継続しながら、イランに対する大規模空爆を準備していたイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相に対しては、直接電話をかけ、複数回にわたり攻撃中止を求めたこともある。

CNNはこうした流れについて、「イランの挑発と停戦違反の可能性が繰り返されるたびに、トランプ大統領はそれがイランとの交渉妥結の妨げになるとみて、その重要性を縮小したり事態の沈静化を図ったりしようとしている」とし、「ただし、イランがトランプ大統領に戦争へ戻る意思がないことを知れば、交渉力が弱まる可能性がある」と指摘した。

実際、イランのアッバス・アラグチ外相は、トランプ大統領のこうした反応が出た直後、自身のX(旧ツイッター)に「われわれの領土近辺にいる外国軍は、自らの人的過失や偶発的事故、あるいは潜在的に交戦に巻き込まれる危険に常にさらされている」とし、「危険を減らすための最善の解決策は、彼らが(われわれの領土周辺から)立ち去ることだ」と主張した。

米軍ヘリコプターが撃墜された根本的な原因は、米軍がイラン周辺に駐留していたためだとの主張だ。

アラグチ外相は特に投稿の最後で、「われわれは外交の言語を好むが、別の言語も駆使することができる」と強調した。全面戦争を避けようとするトランプ大統領に意図的に圧力をかけ、交渉力を高めようとする狙いと解釈される。

ただ、イランは「アパッチヘリコプターがイランによって撃墜された」とするトランプ大統領の発言について、現時点で確認も否定もしていない。



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