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<北中米W杯>「韓国がA組1位に」… 初戦で対戦するチェコのベテラン記者が寄稿

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

37年間サッカーを取材するチェコ有名サッカー専門家、ビート・チャルパ記者

--サッカー韓国代表が北中米ワールドカップ(W杯)1次リーグA組初戦のチェコ戦(12日)を3日後に控えている。中央日報は韓国を精密分析中のチェコ代表チームの視点を伝えるため、チェコサッカー専門誌「ハットトリック」のビート・チャルパ記者(57)の寄稿を掲載する。チャルパ氏は1989年からチェコの有力日刊紙を経て37年間にわたり現場を駆け回っているベテランサッカー専門家だ。「キッカー」をはじめとする独メディアでも活躍した代表的な「ドイツ通」であり、ドイツでプレーした孫興慜(ソン・フンミン)、金玟哉(キム・ミンジェ)、李在成(イ・ジェソン)、黄喜燦(ファン・ヒチャン)もよく知っている。相手の目を通じて韓国の武器を逆に点検して見ることができる機会だ。チャルパ記者は冷静かつ客観的にチェコサッカー協会の行政や代表チーム戦術的問題を指摘する人物として知られている。寄稿を伝えながら「韓国の新聞に掲載されるからといって韓国代表を持ち上げるようなことはしない」と話した--。

韓国のファンにチェコサッカーを紹介するなら、一言で「精神力のチーム」と表現できる。勝負への執念と集中力が非常に強い。チェコスロバキア時代を含めて主要国際大会のPK戦で一度も負けたことがない。欧州選手権(ユーロ)だけで計3回のPK戦を経験したが、すべて勝利した。ユーロ1976では西ドイツに(PK戦5-3で)勝って優勝し、ユーロ1980の3位決定戦ではイタリアを9-8で退けた。ユーロ1996の準決勝ではフランスに6-5で勝った。今回のW杯プレーオフでもチェコは準決勝のアイルランド戦、決勝のデンマーク戦をいずれもPK戦で勝利した。アイルランドとデンマークはチェコより客観的な戦力で上回ると評価されていた強豪だった。


PK戦に強いということは、疲れて苦しい状況でも最後まであきらめないという意味だ。もしW杯の全試合の勝敗をPK戦だけで決めるならチェコが優勝すると確信している。もちろん現在のチェコはパベル・ネドベド、トマシュ・ロシツキ、マレク・ヤンクロフスキ、ヤン・コレル、ミラン・バロシュといったスーパースターが牽引した2000年代初期の黄金世代と比べると、はるかに及ばない戦力だ。今回の代表メンバーも半分以上が欧州5大リーグ(ビッグリーグ)のクラブではなく、チェコ国内リーグのクラブに所属している。しかし国内組だからこそ組織力と結束力ではライバル国を大きく上回っていると自負する。


北中米W杯の目標も当然、1次リーグ突破だ。敗退などは考えたこともない。あいにく1次リーグ最初の相手が難しい韓国というのは少し残念だ。チェコが初戦で勝利すれば申し分ない好スタートとなる、現状では韓国に勝つのは容易でないとみられる。しかも勝つために無理をする必要もない。1次リーグは3試合を通じて32強(決勝トーナメント)に進むために必要な勝ち点を積み上げる過程だからだ。特定のチームに必ず勝たなければいけないという決まりはない。実際にチェコはユーロ1996の1次リーグ第1戦で優勝候補のドイツに0-2で敗れたものの、最終的には決勝まで勝ち進んで準優勝した。

もちろんチェコは最善を尽くして準備している。最も警戒すべき選手は断然、看板スターの孫興慜(LAロサンゼルス)だ。彼がイングランドプレミアリーグで10年間活躍したワールドクラスのFW選手であることに異論はない。ただ、現在は全盛期が過ぎている。老練味は増したが、彼がピッチ上で最高のパフォーマンスを発揮できる時期は過ぎたと見ている。センターバックで「キャプテン」のラディスラフ・クレイチ(ウォルバーハンプトン)が率いるチェコの守備陣は孫興慜に道を開けることはないだろう。孫興慜が突破したり侵入したりするスペースを根本的に封鎖する方法を準備しているはずだ。

孫興慜と同じくらいチェコのファンに有名な選手は「怪物DF」金玟哉(バイエルン・ミュンヘン)だ。チェコの看板ストライカー、パトリック・シック(レバークーゼン)とのマッチアップも見どころだ。今大会で韓国代表の成績を左右するキープレーヤーを選ぶならMF李康仁(パリ・サンジェルマン)を挙げたい。ゴールチャンスを生み出す能力が卓越し、韓国の攻撃の核となる役割を担う選手と予想される。大舞台の経験も豊富だ。ただ、所属チームで多くの出場機会を得られていないため、最高のコンディションであるかは疑問だ。李康仁と2列目の攻撃や中盤で向き合うチェコの選手に注目が集まる。チェコの百戦錬磨の名将ミロスラフ・コウベク監督はまだプレーメーカーを確定していないようだ。

チェコが何位で1次リーグを突破するかを予測するのは難しい。先に述べたように、冷静に分析してチェコが韓国に勝つ確率は高くない。試合会場のメキシコ・グアダラハラの高地に適応できていないのが弱点として作用するだろう。しかしチェコ-韓国の試合が、多くの人が予想するような「グループ2位決定戦」になるとは思わない。むしろグループ1位を争う直接対決になるはずだ。

韓国(FIFAランキング25位)が2勝1分けまたは3勝で最終順位1位、チェコ(39位)が2勝1敗で2位となる可能性が高いとみているからだ。開催国のメキシコ(15位)は1勝1敗1分けか1勝2敗で3位、南アフリカ(60位)が3敗と予想している。チェコと韓国はどちらもメキシコに勝利するだろう。A組ではメキシコが最もFIFAランキングが高いが、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)所属のサッカー途上国に勝利しながら積み上げたポイントが多い。さらに、今回のメキシコ代表は歴代で最も戦力が低いという評価だ。CONCACAFには41カ国が加盟しているが、メキシコの敵となる国は米国くらいだ。チェコもメキシコとの第2戦に臨む頃には高地に適応しているだろう。とはいえメキシコが落胆する必要はない。状況によってはチェコ、韓国、メキシコがすべてグループリーグを突破する可能性もある。



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