昨年6月17日、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領がカナダで開かれたG7首脳会議の会場で記念撮影を終えた後、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領と握手している。[青瓦台写真記者団]
李大統領は2年連続でG7首脳会議に出席する。G7首脳会議では、世界的な不均衡の是正や人工知能(AI)・デジタル分野の課題など主要議題の議論に参加する。
青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)は、2028年にG20議長国を務めることを控え、国益重視の実用外交に弾みをつける契機になると期待している。
特に現地で、ドナルド・トランプ米大統領との3回目の韓米首脳会談が実現するかどうかが最大の関心事となっている。
正式会談のほか、非公式の略式会談(プルアサイド)が行われる可能性も取り沙汰されている。
トランプ大統領と会談することになれば、米通商代表部(USTR)が予告した韓国製品への12.5%追加関税問題や、具体的な時期をめぐって意見の隔たりがある戦時作戦統制権(戦作権)の移管など、主要懸案が議論される見通しだ。
G7首脳会議に先立ち、李大統領はベルギー、イタリア、バチカンを順次訪問し、外交の幅を広げる。
最初の訪問先であるベルギーのブリュッセルでは、バルト・デウェーフェル首相およびフィリップ国王と会談し、さらにアントニオ・コスタ欧州理事会常任議長らEU首脳陣と相次いで会談する。
これを通じて、世界最大の貿易ブロックであるEUとのサプライチェーンおよび安全保障分野での協力を強化する方針だ。
続いて、就任後初となる欧州地域への国賓訪問としてイタリア・ローマを訪れ、セルジョ・マッタレッラ大統領、ジョルジャ・メローニ首相と首脳会談を行う。
現地では、経済協力に向けた「韓国・イタリア ビジネスラウンドテーブル」が開かれる。また、国賓待遇の慣例に従い、文化都市フィレンツェも訪問する。
14〜15日にはバチカンを訪れ、昨年即位したローマ教皇レオ14世およびピエトロ・パロリン国務長官と面会する。
李大統領は、サン・パオロ大聖堂での特別ミサの演説を通じて、世界平和に向けた韓国の意志を表明し、韓半島(朝鮮半島)の平和に対する支持を求める計画だ。
また、教皇の2027年訪韓を機に、北朝鮮訪問を提案する可能性にも関心が集まっている。
これについて青瓦台は、「関心の高い案件であることは承知している」としながらも、「具体的な議論の内容について申し上げるのは慎重にならざるを得ない」と述べ、言及を控えた。
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