昨年9月、中国第80周年戦勝節の閲兵式(軍事パレード)に出席したロシアのプーチン大統領、習近平国家主席、北朝鮮の金正恩国務委員長(左から) [タス、聯合ニュース]
31日のタス通信によると、崔善姫外相は前日、在北朝鮮ロシア大使館で開かれたマツェゴラ大使の記念銘板除幕式で「(両国は)核心的な相互利益を一貫して守ることで、両国関係の包括的な拡大と発展、両国人民の福利増進において成果を収めている」とし、このように述べた。また「時間の過酷な試練の中で血で結ばれた同志愛と信頼を基に、ロシアとの関係を包括的に拡大・発展させることが我々の確固たる政治的立場」と強調した。
北朝鮮は一般住民が読む労働新聞のこの日(31日)付の2面にも除幕式の記事を掲載した。同紙によると、崔外相は「マツェゴラ同志が朝ロの親善強化と発展に築いた功績は、両国人民の記憶の中に永遠に残るだろう」と追悼した。趙甬元(チョ・ヨンウォン)最高人民会議常任委員長も行事に出席し、マツェゴラ大使の遺族を慰問したと同紙は伝えた。ただ、タス通信が報じた崔外相の同盟に関する言及は労働新聞には掲載されなかった。
マツェゴラ大使は2014年12月に駐北朝鮮大使に任命された後、10年以上も平壌(ピョンヤン)で勤務し、昨年12月に70歳で死去した。当時、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が弔問した。
実際、北朝鮮とロシアは最近、北朝鮮軍の派兵で強まった軍事分野の協力だけでなく、貿易、投資、エネルギー、農業、教育、保健など全方位で密着を続ける雰囲気だ。これに先立ち北朝鮮は先月28日、モスクワで開催された「第1回国際安全フォーラム」に国家情報局の代表団を派遣した。同紙はこの日、李昌大(イ・チャンデ)国家情報局長がロシアのセルゲイ・ショイグ国家安全保障会議(NSC)書記と会い、両国間の安全・情報機関の協力を緊密にすることで世界と地域の安全保障上の脅威に効果的に対処するための秘策を討議したと伝えた。
こうした中、平壌では中国の習近平国家主席の訪朝を準備中と推定される動向が相次いで捕捉された。先月29日(現地時間)、米国の北朝鮮専門メディア「NKニュース」は平壌を26日に訪問したシンガポールのバラクリシュナン外相が撮影した映像や衛星写真などに基づき、金日成(キム・イルソン)広場に仮設物を囲む高いフェンスと移動式クレーンが設置されていると報じた。NKニュースは仮設物の位置が2024年6月のロシアのプーチン大統領、先月のベラルーシのルカシェンコ大統領の訪朝時に、歓迎式用の建物が設置された場所と一致すると分析した。
中国の国際的な地位を考慮すると、今回の歓迎式の規模はルカシェンコ大統領よりもプーチン大統領の訪朝時に近いとみられる。プーチン大統領の訪朝時には旗やオーケストラ用のテントなどが設置され、行事の約8日前から準備が始まったのに対し、ルカシェンコ大統領の歓迎式はオーケストラなく行事の3日前に東屋だけが設置されるなど、比較的簡素だった。プーチン大統領の時のような大規模な行事を準備するには1週間以上かかるという点を逆算すると、東屋の工事が識別された先月26日を起点に、6月初めには習主席を迎える準備を終えるというのが、NKニュース側の分析だ。米時事週刊誌タイムも先月20日、習主席が5月末から6月初旬の間に北朝鮮を訪問する予定だと報じた。
空港や宿泊施設の周辺でも訪朝が迫っていることを示唆する動きが表れている。平壌の順安(スンアン)国際空港では先月28日から29日の間に駐機場にあった高麗航空の旅客機8機が滑走路の向かい側の区域に移された。これはプーチン大統領の訪朝の9~10日前に大型の外国航空機の受け入れるスペースを確保するために旅客機を13機以上移動させたのと似ている。また、最近になって国賓宿泊施設の百花園(ベクファウォン)迎賓館の敷地内に、大型ホテル2棟と新しい公邸が新築されたが、これも数百人規模と予想される中国高官訪問団の受け入れを念頭に置いているという解釈が出ている。
ただ、一部では習主席が6月第1週に訪朝する可能性は高くないという分析もある。中国の国営新華社通信によると、ラオスのトンルン・シースリット国家主席が習主席の招待で6月2日から6日まで中国を国賓訪問するからだ。
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