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終戦の雷管「濃縮ウラン」…イラン「搬出不可」vsトランプ「全量廃棄」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

8日(現地時間)、イラン・テヘランで、ある女性がモジタバ・ハメネイ新最高指導者の写真が掲げられた垂れ幕の横を通り過ぎている。ロイター=聯合ニュース

米国とイランの終戦交渉がパキスタンの仲介で細々とながらかろうじて続いているものの、肝心の戦争終結の核心的カギである高濃縮ウラン処理問題を巡っては依然として平行線が続いている。ドナルド・トランプ米大統領の強硬姿勢にもかかわらず、イランは高濃縮ウラン搬出不可の意思を改めて明確にした。イランが軍需産業の再建に速度を上げているとの米情報当局の評価まで出る中、戦争再開が秒読み段階に入ったのではないかとの見方も出ている。

◇最後の交渉カード、ウラン…イラン、「搬出不可」クギを刺す


ロイター通信は21日(現地時間)、イラン高官消息筋2人の話として「イラン最高指導者アヤトラ・モジタバ・ハメネイ師が、兵器級濃縮ウランを海外へ搬出するなとの指示を下した」と報じた。濃縮ウランがイラン国外へ出てはならないというのが最高指導者の指示だという。


イランのこうした執着は、濃縮ウランが米国を相手にした主要な交渉カードだからだ。ロイター通信は「消息筋の発言を総合すると、イラン指導部はウランを海外へ渡した場合、米国とイスラエルによる追加空爆に対してさらに脆弱になるとみている」と伝えた。イランは2025年6月、米・イスラエルによる核施設空爆を受ける前、60%濃度の濃縮ウラン約440キログラムを保有していたと推定されているが、このうちどれほど残っているかは不明な状態だ。

ただしイランは、国際原子力機関(IAEA)の監視下で濃縮度を下げる形の現実的解決策は可能だという立場だ。イランは20%濃度の濃縮ウランを3.67%濃度に希釈する形で、国連安全保障理事会の常任理事国5カ国と核合意を結んだことがある。

◇トランプ氏とプーチン氏、共に「われわれがイランのウランを持ってくる」

ロシアがイランの濃縮ウランを自国領土へ移して保管する案も継続的に取り沙汰されている。2015年に成立したイラン核合意(JCPOA・包括的共同行動計画)が前例だ。当時イランは3.67%濃度の濃縮ウラン300キログラムだけを残し、約8500キログラムをロシアへ搬出した。

ロシアは現在もこうした構想に積極的だ。4月、ロシアは「イラン濃縮ウランを受け入れると米側に伝えたが、米国が拒否した」と明らかにした。ウラジーミル・プーチン露大統領は19~20日の訪中期間中、習近平中国国家主席と会談した際にも似た話を持ち出したという。21日、クレムリン(ロシア大統領府)のドミトリー・ペスコフ報道官は「プーチン大統領が習主席に、イランの濃縮ウラン備蓄分をロシアへ移す案を提示した」と述べた。


終戦の雷管「濃縮ウラン」…イラン「搬出不可」vsトランプ「全量廃棄」(2)

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