米軍中央軍(CENTCOM)は20日(現地時間)、ホルムズ海峡で米海兵隊がイラン国籍のタンカーに乗り込み、捜索する場面を動画で公開した。[写真 CENTCOM X キャプチャー]
実際、トランプ氏は外交的合意に強い関心を示しているが、満足できない結果が続けば攻撃に踏み切る可能性もあるとの立場だ。トランプ氏は「(イラン側の協議案への回答が)100%完全に良い答えでなければならない」とし、「イランがさらに柔軟性を見せなければ追加空爆に直面することになる。(私の決定は)まさに境界線上にある」と語った。現在トランプ氏は、米国がエネルギー・インフラ施設を攻撃し、イスラエルがイラン首脳部を暗殺する作戦案について報告を受け、苦慮しているとWSJは伝えた。
イランも仲介国パキスタン関係者を自国に招き、米国と交渉する意思を示している。タスニム通信などイランメディアは、「パキスタンの実力者であるアシム・ムニール陸軍参謀総長が21日、テヘランに到着する」とし、「テヘランとワシントン間の対話と協議を継続するための仲介(役割)」だと伝えた。
イラン外務省のイスマイル・バガイ報道官も20日、パキスタンのモフシン・ナクビ内務相が米国とイランのメッセージ交換のためテヘラン入りしていると明らかにし、「米国側の観点(提案内容)は伝えられており、現在これを綿密に検討している」と述べた。ただし、戦争終結の前提条件として、イラン海外資産の凍結解除や米国側の海上封鎖中止など、従来の立場は曲げていない。
◇イラン「ホルムズ統制海域を宣布」 米国「イラン船に乗り込み阻止」
両国はこの日も、ホルムズ海峡の主導権をめぐって神経戦を繰り広げた。イランは、ホルムズ海峡の通航管理を名目に設立したペルシャ湾海峡庁(PGSA)が、ホルムズ海峡一帯に「統制海域」を設定するとして、X(旧ツイッター)に関連地図を掲載した。東側境界線はイランのクーヘ・モバラクとアラブ首長国連邦(UAE)のフジャイラ南部を結ぶ線、西側境界はイランのゲシュム島とUAEのウンム・アル・カイワインを結ぶ線だ。
一方、米軍はイラン国籍タンカーに直接乗り込み、ホルムズ海峡通過を阻止した。米中央軍(CENTCOM)はXで、「本日未明、オマーン湾で第31海兵遠征部隊所属の海兵隊員が、イラン国旗を掲げた商業タンカー『セレスティアル・シー』に乗船した」とし、「この船は、イラン港湾に対する米国の封鎖を違反しようとした疑いがあった」と明らかにした。
そのうえで「米軍は乗組員を捜索し、航路変更を指示した後、船を解放した」と付け加えた。
米国は、イランによるホルムズ海峡封鎖への対抗措置として、海峡外側のオマーン湾一帯で逆封鎖を行っている。CENTCOMは、セレスティアル・シーのように5隻の船舶へ直接乗り込むなど封鎖活動を実施し、計91隻の船舶を引き返させたと明らかにした。
電撃終戦? 「交渉」を語るトランプ氏に怒り「空爆」を叫んだネタニヤフ氏(1)
この記事を読んで…