昨年12月、米国のドナルド・トランプ大統領(右)とイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相が、トランプ大統領の私邸であるマールアラーゴ・リゾートで首脳会談を行った後、握手している。AP=聯合ニュース
20日(現地時間)、アクシオス(Axios)とウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、両首脳は前夜に電話会談を行った。トランプ氏はネタニヤフ氏に対し、仲介国が米国とイラン双方から「交渉意向書」への署名を取り付けようとしていると伝えた。意向書の骨子は、戦争をひとまず終結させ、30日間の交渉を行うというものだ。この期間中、イラン核計画やホルムズ海峡開放などの懸案を協議する。カタールとパキスタンが作成した草案に、サウジアラビア、トルコ(テュルキエ)、エジプトなどの意見を加えてまとめられた案だ。
ネタニヤフ氏は、イランはいかなる合意も守らないとして、トランプ氏に強く反発したという。トランプ氏も「イランが決して核兵器を持てないようにする合意を引き続き推進する」と述べ、ネタニヤフ氏に対抗した。トランプ氏はこの日、記者団に対し「(ネタニヤフ氏との)通話はうまくいった」とし、「彼は私が望むことなら何でもするだろう」と語った。
両首脳の応酬は、長期化したイラン戦争の解決策として、交渉と攻撃が同時に浮上する中で起きた。WSJは「トランプ氏は自国内で人気がなく、経済的負担も大きい紛争を終わらせようとしている」とし、「一方イスラエルは、停戦前に中断した爆撃作戦を再開し、自国にとって実存的脅威であるイラン政権をもっと弱体化させたいと考えている」と説明した。
◇終戦ムードに焦りを強めるネタニヤフ氏
ネタニヤフ氏としては、パキスタンやサウジアラビア、カタールなどが推進する「交渉による終戦」にトランプ氏の気持ちが傾きつつあることに危機感を募らせている様子だ。イスラエルは、イランが核活動放棄や域内諸国への攻撃自制の約束を守るはずがないと疑ってきた。ネタニヤフ氏は17日の電話会談でも、トランプ氏にこうした立場を強調したと伝えられている。
ある米政府関係者はアクシオスに対し、「ビビ(ネタニヤフ氏)は19日のトランプ氏との電話会談後、非常に興奮した状態だった」とし、「駐米イスラエル大使が米議員に対し、ネタニヤフ氏が強い懸念を抱いていると伝えた」と説明した。さらに、トランプ氏と会うため米国を訪問する意向も示したという。対イラン攻撃再開を説得するためだ。
電撃終戦? 「交渉」を語るトランプ氏に怒り「空爆」を叫んだネタニヤフ氏(2)
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